【ハリー流】冷え性の鍼灸治療 〜腸(副交感神経)を動かす根菜類、発酵食品、スパイス〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

きょうは
冷え性の鍼灸治療

の話。
冷え性の鍼灸治療については去年の12月に一度記事を書きました。

2015年12月19日 23時48分28秒

復習すると

【対策(一般)】
米・肉・魚・野菜…など、バランスよく栄養を取る。
●朝は早起きして、夜は寝不足にならないよう早めに寝るようにする。
毎日お風呂に入り、シャワーではなく浴槽に入るようにして、血流を良くする。
38度程度のぬるめのお湯にしっかり浸かる(全身浴)。
42度程度の熱めのお湯と冷水のシャワーを交互に使う。
温かい服を着るようにして、温かい布団で寝る。
マッサージや、柔軟体操などを行う。
定期的に適度な運動や、ウォーキングを行う。階段はなるべく歩いて昇降する。有酸素運動を行う。
冷えを覚える部位の運動を行う。下肢の冷えにはつまさきや膝の屈伸運動や速足での歩行などを行う。
過度な酒や、タバコは控える。
クーラーの使用は最小限に留める。
マフラーなどを利用して、首・手首・足首を暖めることで、効率的に保温できる。
渇きを覚えたとき以外の不要な水分摂取は控える。

【対策(鍼灸)】
●ツボ(温熱刺激を与える場所)

三陰交【さんいんこう】内くるぶしの中心から、指幅4本上がったところです。

太谿【たいけい】内くるぶしのすぐ後ろのくぼみの中にあります。

志室【ししつ】直立した時、肘が脇腹にあたる位置と同じ高さの背骨から、左右外側へ指幅4本ずれたところです。


腎兪【じんゆ】直立した時、肘が脇腹にあたる位置と同じ高さの背骨から、左右外側へ指幅2本ずれたところにあります。

湧泉【ゆうせん】足のつま先からかかとまでの約1/3のところにできるくぼみの中です。

天枢【てんすう】おへその両わき外側へ、指幅3本ずれたところです。

復溜【ふくりゅう】内くるぶしの中心から指幅3本上がったところです。アキレス腱の前縁を押すと痛みのあるところです。

足三里【あしさんり】膝蓋骨(しつがいこつ)のすぐ外側にあるくぼみから、指幅4本下がったところで、すねのふちにあります。

合谷【ごうこく】手のこうを上にして、親指と人さし指の付け根のあいだを指で押すと痛みのあるところです。

最低4-5回繰り返してお灸をすえること。(多壮灸(たそうきゅう)といいます)

あっためて、冷やして、あっためて、冷やして・・・という交代浴と同じことを起こしてあげることで
局所的な体温が冷えると交感神経から副交感神経へ切り替わるスイッチの性能を上げ(自律神経をトレーニング)、寒さ(温度変化)に強い体にする。

一定期間、毎日お灸をすえる。ただしお灸の熱さの我慢はしない。

でした。

前回書き忘れていたので今回加えます。

腸を活発に動かすと体温を上げられます。

ということで

●発酵食品をとる(ヨーグルト、チーズ、味噌、しょうゆ、漬け物など)
●不溶性食物繊維をとる(根菜類全般、こんにゃく、寒天、ココアなど)
※薬膳(中医学)では大根やゴボウは体を冷やす食材ということになっていますが、加熱すれば問題ありません。なお個人的な見解ではありますが、わたしは薬膳理論を基本的に信用しておりません。「旬のものを食べなさい」「何でもバランスよく食べなさい」「量も温度も味付けもほどほどに」ぐらいは信用するという感じです。
●スパイスを上手に利用する(ジンジャー(生姜)、シナモン、コショウ、カイエンヌペッパー(唐辛子)、スターアニス(八角)、サフランなど)

ちなみにはりねずみのハリー鍼灸院@西宮・門戸厄神の冷え性治療は、

■鍼を100カ所近く打ち(背中、背骨きわきわのところを中心に全身に打って筋肉をゆるめてリラックスさせ、腸を動かす副交感神経を働かせます)
■棒灸による温熱刺激(先ほど書いた自律神経のトレーニング)
■腹部の小児はり(腹部から間接的に消化管を刺激)
さらに必要に応じて
▲整体・ストレッチ・運動療法(血流促進/血流を悪くする物理的環境の改善)


です。

冷え性に限らず、お体のことで何かお悩みの方は、
はりねずみのハリー鍼灸院@西宮・門戸厄神までお気軽にご相談ください。

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ストレスフリー顔はり(美顔はり)
8000円(約60分)

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【注】画像および文章の無断借用・転載は固く禁じます。

まずは、「ストレスフリー顔はり」がどんな顔はりか、ご覧いただきます。

(前面)お顔の鍼はとてもシンプルです。頭や首にも鍼を打っているのが見えますか?


(後面)顔以外に打たれているこれらの鍼こそ「ストレスフリー顔はり」の特長です。

鍼治療の経験のない方にはものすごく痛そうに見えるかもしれません。
実際はものすごく気持ちいいです。

***

名前の通り、ストレスを解放させる(フリーにする)「ストレスフリー顔はり」。
リラックスさせる自律神経の副交感神経を刺激することを目標とした打ち方です。

一般的な美容鍼灸サロンの顔はりや美顔鍼と発想が違う打ち方とも言えます。

もちろん男女問わず、美容鍼灸(全身バージョン 12500  前日までのご予約が条件)の入門編ーー肩から上の美容鍼灸ーーとしてもおすすめです。
お顔のむくみが取れ、リフトアップできます。

お仕事、家事、介護、勉強(資格取得など)で、知らない間にストレスがたまります。
お顔の筋肉にも、必要以上のテンション(緊張)がたまります。

がんばっているひと、絶えず周囲の気配りをしているひとにこそ
受けていただきたい「ストレスフリー顔はり」。
女性の方はもちろん、男性の方も歓迎します。
ご予約のお電話を、お待ちしております。

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※患者さまから撮影・公開の許可をいただいています。ありがとうございます。

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