神戸市立須磨離宮公園のラン 〜蓋しラン科植物に優越するはなし〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

事後報告。
先週の木曜日(11月20日)、神戸市立 須磨離宮公園に行ってきました。
温室内に咲いているランの花、これまたきれいでした。

須磨離宮公園を設計し、「日本の近代園芸の父」と言われる
福羽逸人(ふくば・はやと 1856-1921)は

「凡そ花卉として其花の艶美秀麗なる、蓋しラン科植物に優越するはなし」

とランを絶賛しました。

有栖川宮別邸(現・舞子ビラ)の温室と植物を須磨離宮に移築、かつては東京(新宿御苑)以上に豊大艶美の蘭花もあったそうですが、すぐに東京吹上御所に最移築。

ラン好きの福羽は憤慨したそうです。無理もありません。

植物学的にも大変興味深い。
世界各地で25000種の原種があるそうです。
これだけ分化した花もありません。

写真を撮っている(わたしみたいにスマホでちゃちゃっと撮るのではなく、コンクールにでも応募する勢いで)方も何人かいました。

室内で温室ということもあるのでしょうが、ランは香りも素晴らしい。
現実を忘れさせる香りです。幸せでした。