勉強を生活の一部にしてしまう環境づくり 〜成績のよい子に育つ環境は、大人にもいい〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

リビングに秘密が! 成績の良い子に育つ家庭環境のつくり方3つ
【ママからのご相談】 小学校5年生の一人息子を私立中学受験させたいと思っている母親です。学校の成績..........≪続きを読む≫
(1)日々の基本的な生活習慣を身につける 

・朝起きる時間が決まっている 
・朝食を毎日食べる、 
・テレビやゲームは時間を区切って楽しむ 
・学習習慣が身についている 
・勉強のやり方(■)を心得ている 

■問題を解いたら必ず答え合わせをする
→間違っていた問題はなぜ間違っていたかを、わかるまで考える
 →間違えた問題は、自分で決めたタイミングで、もう一度解く

(2)リビングで勉強する 

東大生の約半数強が小学生の頃リビングで勉強していた

子どもがわからない部分があったらどうでしょう? すぐに対応できる親がそばにいます。

とても大切なことは、勉強している子どもをほめることです。「計算、早いね」「丁寧に字を書いているね」「とっても読みやすいね」など、何でも気付いたことをほめることで、「勉強=得意なもの・楽しいこと」と記憶され、勉強が好きになります。ほめることが勉強に良い影響を与えるだけでなく、親子間にも良い影響を与え、親子の信頼関係を深めることにつながり、さらに子どものモティベーションも上がっていくようですよ。 

・勉強道具を入れる大きな入れ物をリビングに用意しておく 

(3)学びのきっかけを家の中にふんだんに作る 

子どもが、「これってどういうことだろう?」「なんて読むのだろう?」「知りたいな」「調べてみたいな」そう思ったときにすぐに対応できるものが目に見えるところに準備しておくこと。 

・TVで出てきた地名がすぐに確認できるように世界地図、日本地図を貼る 
・わからない意味の言葉やわからない事柄をすぐに調べられるように国語辞典、漢字字典、百科事典を身近に並べておく 
・温度計や湿度計を設置し、その読み方やそれぞれの違いを意識させるようにする 
・ものの量をあえていろいろな単位で言ったり、分数で言ったりする 
・荷物を送る前にメジャーで大きさを量り、値段を調べてみる 
・チラシを使って安売り情報を調べ、仮想のお買い物ごっこをしてみる 

大人にも十分通用する環境づくりだと思いました。
分からないことを分かるようにする方法は

●調べる・覚える
●考える
●操作する(計算や作文など問題を解く)
●正誤をチェックする

と、どれも自分から主体的に動かなければならないものばかりですが、動こうにも、たとえば辞書も資料もなければそこで止まってしまいます。

勉強することが意識して取り組まなければならない「苦痛」ではなく、無意識的に行える「習慣」になれば、これほど強いことはありません。

まず、2ヶ月間やってみませんか?(習慣化に必要な日数は平均66日だそうです