西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

神呪寺(かんのうじ)@西宮・甲陽園の『融通観音大祭』に行ってきました。

年に一度、5月18日に、国指定重要文化財の秘仏「如意輪観音像(融通観音像)」が公開されるのです。

 

如意輪観音座像は、木造で、本堂の厨子(ずし)の中に安置されています。

甲山の山頂にあったサクラの木を材に、10世紀末から11世紀初めにかけて造立されたようです。

何とも柔和なお顔でした。(写真撮影禁止)

体長98.7cm。

近くで見たせいか、実際よりも大きく見えました。

ネットで調べると開門前から長蛇の列の画像が上がっていて午前中いっぱい山を下りられないかと覚悟して行きましたが、平日(月曜日)の10 時すぎだったせいか、行列の待ち時間は25分程度でした。

 

※あわせて

 

・大師堂の弘法大師座像

・不動堂の不動明王坐像

・惠光堂の聖観音座像

 

も公開されます(いずれも木造)。それぞれ古式豊かな像でした。

 

御朱印をいただきました。

 

おみくじは第38番の半吉。

「万事を慎み、忍耐して進め」とのこと。

 

鐘を撞きました。一撞き100円。

立派な鐘です。

 

鐘の音はこんな感じです。

鐘を衝いているところを動画に撮ってもらいました。ありがとうございます。

【ショート動画】神呪寺の鐘の音

 

景色も素晴らしい。

夏日ながら、とてもいい天気でした。

西宮・甲陽園の和菓子屋「翁菓舗」さんで

 

「寒花糖(琥珀糖)」

「甲くん」

「翁甲山」

 

を購入しました。

 

●「寒花糖」(小サイズ) 972円(税込)

お抹茶と大変良く合います。「寒花糖」。

ゆっくり味わいたい。

表面の結晶化した砂糖の固い食感とダイレクトな甘み、内部の寒天の主張しない弾力と柔らかい甘みーーこれが食べているうちに口の中で甘い液になって、遠い昔の日の思い出のように、あるときはかなげに消えてしまう。

「今、わたし、騙されてます?」と我に返ってしまうくらい、あっけなく消えてしまう。

琥珀糖はゆっくり食べるものですが、「寒花糖」は特にゆっくり味わいたい。

砂糖(白)と和三盆糖(茶)の風味の違いを楽しむのもよし。

ペパーミント(緑)の爽やかさにうっとりするのもよし。

若い頃なら「ペパーミントもっと入れろ、いちごやピーチ味はないのか」と暴れていたかもしれませんが、今はシンプルに砂糖の甘みに向き合いたい。

考えてみれば、琥珀糖ほど材料がシンプルなお菓子も珍しい。

水と砂糖と寒天ですから。(香料や着色料は入ることがあるとしても)

引き算の美学、などと言うのは簡単ですが、水と砂糖と寒天だけでお茶請けとしての力量を持った趣深い琥珀糖を作るのは、相当な技術と感性が必要だと思います。

 

「寒花糖」、個人的に、抹茶か、せめて煎茶といただきたい。

本当に、緑茶に合う琥珀糖です。

(お抹茶は、京都・宇治にあるお茶の専門店、三星園上林三入本店さんの「昔詰」)

 

●甲くん

 

 

●翁甲山(最中)

中の粒あん、お抹茶に合うように調整されています。

最中の皮の風味もいい。

もち米を使っているから当たり前なのに、餅や団子を焼いたときのいい香りがすると思ったり。

 

「甲山(かぶとやま)」、西宮のひとにとって大切な山なんでしょうね。神戸のひとにとっての六甲山のような。

国指定の重要文化財、如意輪観音像(「融通観音」の名で親しまれています)がある神呪寺(かんのうじ)もありますし。

 

「翁菓舗」は、阪急甲陽線・甲陽園駅から徒歩3分のところにあります。

普段お抹茶を飲んだり茶道を習っていたりしているひとにとって、「翁菓舗」のような和菓子屋さんがあるのは幸せですね。

おすすめします。

全く個人の趣味の問題で恐縮ですが、「翁(おきな)菓舗」という屋号がシブくて好きです。

 

またまた個人の趣味の問題で恐縮ですが、「翁(おきな)菓舗」の包装紙のデザインもシブくて好きです。

 

おすすめします。

 

【おまけ】

ところで「翁菓舗」の「翁」は正月や祝いごとなど特別なときに演じられる、演劇的というより神事的な要素が強い演目です。
お面も特殊で、口から上の部分と口から下の部分と2つに分かれたセパレートタイプのお面です。

「切り顎(あご)」と呼ばれるこの特殊な作りの翁面、いつ頃からどうしてそうなったのか興味があります。
また、眉はウサギの毛が、ひげは馬の尻尾の毛使が使われているそうです。こちらもどうしてそうなったのか。五行説と関係があるような気がするのですが、こう思うのはわたしが鍼灸師だからーー一種の職業病かもしれません。

 

参考(YouTube動画)

観世流能「翁」