靖国の英霊のブログ

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昨夜面白い光景を目にした。
夜も更け、11時くらいだったが、来月付けで異動する同僚の歓送会を終え、ほろ酔い加減の帰り道、いつもの交差点に差し掛かると、なんだか男性の怒鳴る声が!
すわ、喧嘩か?
と思い、声のする方に歩いていくてぇと(好きだね)、スーツ姿の中年男性(30代後半くらいとお見受けした)と、チノパンにパーカー姿、(ま、いわばだらしないカッコですな)の若者が何やら言い争っている。

中年男性:「あんだバカヤロー、貴様男の恥を知れコノヤロ―」
若者:「うっせえよ、バカ」
中年男性:「なんだなんだその態度は。コノヤロー、やってやるぞ、掛かって来い掛かって来いコノヤロー」
若者:「死ね、バカ」


最初はどうせ低レベルな争いだろうと思ったが、なんだか面白そうだったので、夜道暗がりをいいことにケータイをいじるふりなどしつつ眺めていると、「死ね」と言われたこの中年男性の次のセリフが振るっている。

中年男性:「あんだバカヤロー、「死ね」じゃねぇだろ、「殺してやる」だろう!なにを受身な人頼みのこと吐かしてやがるんだ!」

・・・おもしれー。
分かる人には分かると思うがこの中年男性側のセリフ、実は全部アントニオ猪木のリングアピールでの結構な名セリフの数々なのだ。
最初は口論かなんかかと思っていたのだが、いや実際にそうかもしれないのだが、このオジさん、若い子をからかってるんだ。
「うっせぇ」には「掛かって来い」と応じ、
「ざけんな」には「マジだぞ」と応じ、
「死ね」には「(お前が俺を)殺してみろ」と応じ。


言われてみれば確かにそうなんだよなー。
確かにワタクシが若い頃の悪態の言葉って、「うるせぇ」(状態の提示)に加えて「黙れ!」(その状態解消のための強い命令)であり、「死ね」ではなく「ぶっ殺すぞ!」あるいは「ぶっ飛ばすぞ」(強力な能動的意思表示)だった。
それがいつの間にか確かに他力本願的な言い方に変わっている。
今どきの若い子って、確かに能動的でないのかもね。
加えて、何よりも悪態にバリエーションがなさすぎる。
多分語彙自体が貧困なのだろう。

あのオジサン、余程腕に自信があるのか、それとも若い子の方にそんな度胸がないと見切っているのか分からないが、あるいはただ酔っぱらって気が大きくなっているだけなのかもしれないのだが、傍目には見てて面白かった。
語彙の豊富さ、面白さの点で、この口喧嘩、オジサンの勝ち。それも圧勝。
呪詛の言葉にしても罵倒の単語にしても、日本語には皇紀2700年分になんなんとする言葉の集積があるのだよ。
言葉は文化なり。歴史なり。
若人よ、もっと国語を勉強しなさい。