ハーモニカを小学校で習わなくなったワケ


初心者アイリッシュハープ教室
鈴木りえこです。


子どもたちの鍵盤ハーモニカ。
YAMAHA・ZENON・SUZUKI
各メーカーサイズも様々。

 

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お下がりなので、たまたま全種類揃った(笑)

そう言えば、
これを弾いた覚えが
あまりないかも?


私が子どもの頃習ったのは
ハーモニカだった気がする・・・。

ピアニカはヤマハの商品名のため、
学校では鍵盤ハーモニカと
呼ばれているけれど、
ピアニカの方がピッタリな私(笑)。

ハーモニカが音楽教育の場から
姿を消した理由は主に4つ。

●演奏が難しい
ドは吹くのかファは吸うのかなど、
吹く音と吸う音をきちんと把握していないと
上手く弾くことが出来ない。
自分が思っていた音がきちんと出ると
「当たってた!」と嬉しかったものです。


●音にムラが出やすい
ハーモニカは吹いても吸っても音が出るが、
そのため音量のムラができ、
滑らかな演奏が難しいことから
鍵盤ハーモニカにとって代わったそう。

そう言えばアコーディオンもふいごを
押すと引くで音量調節が難しかった。
難しいほどかえってちゃんと弾けた時の

達成感&喜びがあったんだけどね。


●他の楽器への移行が出来ない
吸っても吐いても音が出る楽器は一般的
ではないため、他の楽器へ移行しにくい。
小型アコーディオンのコンサーティーナーも
同じだけど、確かに一般的じゃない。


●鍵盤ハーモニカは指導しやすい
また教師から見ても、間違った鍵盤を
弾いている様子が見えやすく、
指導もしやすかいことから積極的に
取り入られたのだとか。
まあ、ハーモニカよりかは
大勢を見るには鍵盤ハーモニカの
方が確かに指導がしやすそう。


なるほど~。

だけど、
だけど、

その難しさが子ども心に
憧れでしたわ♪


多分ゲームをクリアするくらい
上手くできた時の喜びがあった。
そんな弾けた時の喜びがある楽器が
安易に弾ける楽器にとって代わる現代。

音楽が苦手な子を減らし、
音楽を平等に取り入れるための
対策だろうけれど何だか寂しいなあ~。
 

二段ハーモニカを吹いていた

小学生時代が懐かしい!