ハローワークは、離職を機に新たな技術を身に着けたいなどの目標がある人に向いている公的機関です。各種職業訓練校や資格取得へ向けた講座などの情報も充実しています。


履歴書や職務経歴書の書き方指導、模擬面接などの就職へのサポート態勢もあります。

公的機関や民間機関と連携しており、求職者にはためになる就職情報が満載です。


しかし、その半面、肝心の求人情報の質は高いとはいえません。

パソコンの検索機能では、職種や労働条件によって、何百、何千もの大量の求人情報が掲載されています。一見すると、充実しているように見えますが、実は何かと訳ありの企業も多いのです。

よく目にするのは、正社員の募集なのに健康保険、厚生年金の加入について「指導中」「説明中」などの表記があります。社会組織として当たり前のことができていない会社の求人も、審査もなく簡単に掲載しているのが実情です。


掲載企業の質の問題もあります。明らかに安価な賃金が多く、雇用する気があるのかどうか疑問を持つ会社もあります。これは、ハローワークの求人申し込みが無料とあって、資本の体力のない会社が掲載するケースです。


さらには、雇用の必要性がなく、年中、掲載している会社もあります。宣伝を考えてのことだと推測し

す。ハローワークは、これらの現状をしっかり認識して、賢く利用することが必要です。