血液検査結果から見えた問題点 | 今日も納豆生卵かけごはん+のり

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「うつ」と誤診されて心療内科に行き、採血をしました。その結果がこれです。


今日も納豆生卵かけごはん+のり-受診時結果1

今日も納豆生卵かけごはん+のり-受診時結果2


通常の健康診断の血液検査に比べ、検査項目が多岐にわたります。血液検査から体の異常を知るためにはこれくらいの情報が必要なのだそうです。事実、中性脂肪やコレステロール値だけでなく、総タンパク、血清鉄、血球数や、甲状腺刺激ホルモンなど、通常見慣れない項目がたくさんありました。


この検査結果、基準値と比較してみると、実はすべて基準値内なのです。何も問題がないように思われました。しかし、専門のお医者さんから見ると問題があるようです。最初に言われたのは


LD、UN、総コレステロール値が低い→タンパク不足

LDは忘れてしまいましたが、UN(尿素窒素)、総コレステロールでタンパクの摂取量がわかります。コレステロールは低い方が良いと思われていますが、コレステロールは細胞の主成分なので、コレステロールが少ないと細胞が弱り、かえって体に悪影響を及ぼすそうです。


フェリチン値が低い→鉄欠乏

フェリチンは肝臓に貯蔵されている貯蔵鉄で、これが不足すると潜在性鉄欠乏症になり、貧血や眩暈、立ちくらみ、不眠などの症状が出ます。(不眠のメカニズムについては後日記載します。)通常の血液検査ではヘモグロビンや赤血球で鉄欠乏を判断するので気付かなかったが、実は鉄欠乏だったという人が非常に多いそうです。


グリコアルブミン値が高い→血糖調節異常

グリコアルブミンは血液中のタンパクがブドウ糖と結合したもので、この値が高いとインスリンの分泌異常による血糖調節異常が疑われるそうです。インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、ブドウ糖を細胞に取り込んで血糖値を下げます。本来細胞に取り込まれるはずのブドウ糖が、血液中でタンパクと結合しているということは、ブドウ糖がうまく取り込めずにいる、つまり、インスリンの分泌異常で血糖値調節異常がうまくできていないことを示すそうです。


全体的に値が低い→軽度の栄養失調
この飽食の時代、何故と思われるかもしれません。ごはんなどの炭水化物やお菓子などの糖分でカロリーはたくさん摂っていても、肝心のビタミンやタンパクが不足しているという隠れ栄養失調の人が非常に多いそうです。


以上のことから、決まった基本的な治療方法は次の4点。

・食事で炭水化物(ごはん等)を控え、タンパク質(肉、魚等)の摂食量を増やす

・コレステロールやミネラルを補うために、卵や肉を食べるようにする

・糖分を控える

・ビタミンB、ビタミンC、鉄をサプリメントで補充する


毎日決まった時間に起床、就寝して、自律神経のリズムを作る等指導されました。(血糖調節異常の方のガイドを渡されたのですが、これも後日ご紹介します。)


健康診断の血液検査で「問題なし」と言われていたのに、専門の方に詳しく調べてもらうと、実は「問題だらけだった」ということがショッキングでした。なぜそのようなことが起きるのか。一般の血液検査では、基準値より高いというものを重要視するのに対し、専門家は栄養のバランスや欠乏を重要視するのだそうです。よって、私のように実は栄養欠損だったという場合が多いということです。さらに一般的な病院では、病気を臓器の異常とし、栄養バランスは見ない傾向が強いため、「うつ」と誤診されることも多いそうです。


ここの病院は「病気は栄養バランスの崩れから起きる」という観点から分子栄養整合療法を実践しています。人の体は細胞からできており、細胞は栄養素から作られている。栄養のバランスが崩れると細胞の働きが狂い、病気になる。すなわち栄養バランスを整えると病気が治るという考え方です。欧米ではメジャーな治療らしいのですが、日本ではまだまだ知れ渡っておらず、投薬治療がメインなのだそうです。


もし、体調不良で悩んでいるのでしたら、オーソモリキュラー療法(栄養療法)を実践している病院で血液検査をしてみると良いでしょう。思わぬ問題が見つかるかもしれませんよ。