「宮石誠26歳 ナイフで刺され、死亡。どうぞ渡ってください。」
そう言われ、深呼吸をし自分を信じ一歩目をゆっくり踏み出した。
今は死んだか死んでないなんか気にもなってない。渡れるか落ちるかどうかだけだ。
「天国行きならオレの足の置く場所にロ ープが動いてくれるはずだよね。」
独り言を言いながら真希が渡る時を思い出していた。
恐怖と不安になった気持ちの全てが足を怯えさせた。
それでも一歩目をゆっくりゆっくり踏み出した。
するとロープが動いてくれたのだ。
「おっ、おっお~~。天国だぁ~。」
真希同様にしっかりと渡りきる事ができた。