「テリー・ライリー コンサート」さいたま国際芸術祭2023 | はろはろはうすの<何を食べようか>

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夕べ何を食べたかも忘れてしまうオッサンの、気が向いたらの日記です。

10月7日

お昼をホツミファミリーと
せんげん台で食べて、

それから大宮へ向かう。



「旧市民会館おおみや」

さいたま国際芸術祭のイベントで、
今夜はテリー・ライリーの
コンサートがあるのだ。

















ようやく開場時間。











やがて開演。














そしてコンサートが終わり、
余韻に浸りながら家路につく。













おそらく(私もそうだが)
ほとんどの聴衆は「In C」や
「A Rainbow in Curved Air」の様な
曲を期待していた筈である。

しかしこれは良い意味でだが
期待を裏切られた。

それゆえにむしろ刺激的で、
かつ挑発的なコンサートでもあった。

 

しかしテリー・ライリーの音楽で

一貫していることは、

これもコンサートホールのイスに座って

聴く音楽ではないということである。

 

自由に歩き回ったり、

寝ころんだり、

スイングしたり、

瞑想したり、

体操したり、

あるいはコーヒーを飲んだり、

静かに談笑したり、

そうしてこころと身体を

リラックスさせながら、

聴衆も思い込みやこだわりを捨てて

楽しむべき音楽なのだと思う。

 

こうした窮屈にイスが固定された

コンサートホールではなく、

例えば夜の公園や

ジャズ喫茶やライブハウスなど

そういう解放されたところで

聴きたい音楽だし、

そちらの方がより魅力的で贅沢な

コンサートになると思う。


ともあれ先ずはテリー・ライリーが

日本に住んでいるという、
私たちの幸運に感謝するとともに、
88歳になっても今なお音楽家として
新しい境地を開拓している姿勢に
心より尊敬と敬意を払いたい。