一年に一度の日

「時間」という概念は人工物。
近代において完全に正確な時間が計れるようになっても、
時間というものはまだ解釈の余地が大幅に残っている。
直線型の時間、円環型の時間、螺旋型の時間…。
ちょっと前の自分、現在の自分、ちょっと後の自分、
これらは全て同一の存在なのか。
時間というものは、果たして存在しているのか。
疑問は尽きない。

そんな難しい話は置いておいて、
今日は、誰でも年に一度訪れる日のお話。
誕生日。
自らの生、これまで育ててくれた人たちに感謝する日
…と書くと、これまた堅苦しいが、
そんな小難しいことを考えずに、楽しむのが一番。
楽しむには、何をやるか、誰と過ごすかが重要である。

今日は二人で過ごした。
夕方から、終電近くまで。
ここ何日かはずっとこうだ。
しゃべることは尽きない。
二人で大きなホールケーキを食べて、
お祝いの歌を歌って…。
笑いが絶えなかった。
やっていることは、ごく普通の誕生日だが、
これが誰もが望んでいる幸せなんだと心から思う。
そんな一日を過ごさせてくれたパートナーには心から感謝したい。
明日も楽しみだ。