電通の若い方の自死した事件を受けて、自分の備忘録のためにも書いておく。
事件を聞いて、個人と組織の労働環境改善やキャリア形成支援に関わる身としては、胸が張り裂けそうな思いだった。連休中もずっとモヤモヤしていたまま。
転職相談をしていたときに、パワハラやセクハラ、マタハラの相談をたくさん受けた。涙ぐみ、フラッシュバックして話せない人もいた。
その度に、なぜこうも人を人と思わない経営者や上司が多いものかと毎回憤りを感じた。
私はカウンセリングでアドバイスをするだけでなく、組織に介入して、実際に職場環境の改善をしたいという思いからハラスメントの研修を数年前からさせていただいている。
概ね多くの受講生は「知らなかったら、怖いことになっていた」や
「マネジメントする上でのコミュニケーションを見直したい」などが感想として聞かれる。
しかし、研修の現場で受講生である管理職や職場リーダーから、必ずといっていいほど聞こえる声は「これは上(社長・役員)が受けさせるべきだ」という声だ。
パワーは上から下へ流れる。
上が変わらなければ、下も変わらない。上が見て見ぬふりすれば、下はそれでいいんだと思う。
この秋もパワハラ研修を数本いただいている。
リスクヘッジではなく、根本からの組織の体質改善を望みたい。