こんにちは!
川島みゆきです。
2012年から家族として過ごしてきた
猫のさんちゃんが5月15日に旅立ちました。
昨日7月2日は、49日。
さらに、この日は、
父の祥月命日であり、
今年は、十七回忌でもありました。
月日が経つのを本当に早く感じます。
猫たちと一緒に暮らす生活が始まってから、
さんちゃんとのお別れで4回目。
毎回、別れはとても悲しくて、
寂しい気持ちを感じますが、
それぞれの猫たちのことを振り返ると
私にとって、彼らの生き方から
学ぶこともたくさんありました。
私がさんちゃんから学んだこと。
それは、
「優しさ」と
「諦めない氣持ち」です。
さんちゃんは、
とってもおしゃべりする猫でした。
彼の姿で思い出すのは、
母が亡くなったとき
納骨するまでの間、
母の遺骨の前に座って
時間を過ごす姿と
ご飯を食べるときには
必ず、もう一匹の大ちゃんの方に
一旦、意識を向けてから
食べ始める仕草を
思い出します。
そして、
自分が求めるものが達成されるまで
諦めない姿。
さんちゃんが生きているときには、
その態度を私は、
「うるさいな〜」とか
「わかままだな」と
解釈することも
多かったように思いますが、
(さんちゃん、ごめん🙇♀️😭)
今では、私が見習うべきものだと
感じています。
それは、彼がなくなる最期の最後まで
自分の意志で、生ききる姿を
見せて示してくれたから。
食べること、寝ること
排泄すること・・・
身体がヨロヨロしながらも
行動のすべてに彼が、そうすると決めて
行動しているのだという意思を感じました。
それは、そこへなにか
私が手助けしようという発想自体が
彼の生き方を尊重していないかのように
感じるほどの強いエネルギーだった。
そして、猫は、亡くなるときに
姿を隠すと言われますが、
さんちゃんは、息を引き取る瞬間の姿まで
彼は、私にしっかりと見せてくれました。
翌日ペット霊園の方が
引き取りに来てくださる
ということだったので、
さんちゃんにちょうどいい具合の
ダンボールの箱を選んでお花と一緒に、
入れてあげました。
しっかりと最後のお別れをしようと思い、
過ごしていると、ふと
箱の側面に書かれている
詞のようなものに初めて気付きました。
「まさしき希いに いさかうとも
銀河の彼方に ともに笑い
なべてのなやみ たき木と燃しつつ、
栄えある世界を ともにつくらん
ー賢治ー」
何!?宮沢賢治?
全く知らなかった私は、
早速、調べてみました。
すると書かれていたのは、
宮沢賢治のポラーノの広場の中に出てくる
一節だとわかりました。
このお話・・・
簡単にまとめると・・・
ポラーノ広場という
理想郷があるという伝説から
その場所を探し、行ってみると、実際は、
政治家の酒盛りの場で、理想郷ではなかった。
でも、それをきっかけに
本当の理想郷を作るという動機となり、
見事に自分たちの手で
理想郷を作るというお話でした。
さんちゃん・・・
私は、ずっと「ハーモニープラネット」で
表現している世界の実現を想像しながら、
今まできたけど、これからも諦めないで、
そのまま進んでやり続けるんだよという、
さんちゃんからのメッセージとして
私は受け取りました。
「人の願いがそれぞれ異なって、
互いに言い争っても、
銀河系のはるか彼方でともに笑おう。
すべての悩みをたきぎとして燃やし、
すべてが輝く世界をともにつくろう。」
さんちゃん、本当にありがとう!
受け取ったメッセージを大切に
これからも生きていくね。