これはアインシュタインが言ったスピードに対する時間の関係を証明しようとするモノではない。
また、感じ方によって変化すると言うモノを解説したいのでもない。
時間の重要性が変化するのは、常日頃、起こっている事である。
例えばA君の会社の出勤時、遅刻しそうだったと仮定しよう。所要時間は自宅から駅まで徒歩5分・電車に乗って5分・駅から会社まで徒歩5分だったら、一番短縮しなければ行けない行程はどこになるであろうか?
電車の乗車時間はどうやっても縮めることは出来ない。自宅から駅までと、駅から会社までの時間は走れば3分になるかもしれない。同じ3分であるが、前者と後者には大きな隔たりがある。それは電車が到着する時間が関与するからだ。電車に飛び乗った瞬間にドアが閉まるのと、ホームに到着した時点でドアが閉まってしまったのでは、その後にかかる時間が大きく変わってきてしまうからだ。やってはいけないと思っている駆け込み乗車も、この原理が働くからついやってしまうのである。
この時間の重要性変遷はコーヒーに関する事でも、その差が歴然と違いが出る場合がある。抽出開始10秒と終了の10秒とでは明らかに流れる時間が違う。焙煎抽出開始10秒と終了の10秒とでも大きな違いが現れる。
気を抜いてはいけない時間はどっち?
ついつい平坦になりがちな作業の中にも重要な要素が詰まっている。其処が抑えられれば失敗の確率は大きく減少する。