コーヒーの基本はどこにあるのだろうか?
ズバリ、テイスティングである。
それは焙煎であろうと、抽出であろう変わりはない。もっと言えば、品種改良・栽培・精選・輸出・輸入・保存・購入・あらゆるコーヒー器具開発/製造など、すべてコーヒーに関わる行程においてである。
テイスティングが出来なければより良いか・より悪いかが判断できないことであり、車の運転であれば、あらゆる感覚器官を閉ざして走行するようなモノである。
F-1マシンを開発するに当たって、最も重要なのはドライバーが速く走れるか、なのである。ベンチや風洞実験などの結果が他のマシンと比べて勝っていても、全体のパフォーマンスが低ければ(結果が残せない)それは評価に値しないモノとなる。
レギュラードライバーやテストドライバーがマシンをテイスティング(ドライブ)して、その善し悪しを的確にフィードバックし(スタッフへ伝えられ)開発やセッティングが進められて行く。
 話が大き逸れたが、殊、コーヒー携わっている人たちにはこのシステムを持たない場合多く見かける。テイスティングを行っているけれど、その良否が付かない場合も含め、テイスティングを軽んじている風潮が多すぎる。
また、好みで判断してしまっている場合もある。酸味が嫌いだから浅煎りはすべてNO。重い味・苦みが嫌いだから深煎りはすべてNO。それでも評価を下そうとするから無理が出る。
また、これら軽視される原因の1つは、テイストと違う部分でコーヒーが評価され、コ-ヒー自体や関連グッズが売れてしまっている事にある。
 やはり、コーヒーに関するすべては、カップに落としたテイスト(香味)によって決まる。その良否を最終的に判断するのはテースティングを行わなければ解らない。
プロモーションのキーワードに頼らず、テイストに対して正しい評価が下せる全体の流れが出来れば、今までと全く違ったレベルでコーヒーを楽しむ事が出来るようになるはずだ。
よって、テイスティングはあらゆるコーヒーを創る行程において基本となり、最重要作業であると言える。