11月16日:アーティチョーク | カナダ留学記ーHarmony Log

カナダ留学記ーHarmony Log

バンクーバー・ブリティッシュコロンビア大学の商学部に進学したビジネス生徒のブログ。学生生活で感じたこと、経験したことが中心。

毎週土曜日の夜(日本時間の日曜日の午後)は必ず更新する予定だが、それ以外にも思いついた時に書きたいことを書くかもしれない。

金曜日、ベジタリアン(ヴィーガン)のイベント「Sprouts」で人生初のアーティチョークをいただいた。最後の一つで、「食べるかい?」と聞かれたので即答した。個数限定に弱い日本人。

さあ食べようというところではたと気が付いたのだが...食べ方が全くわからない。とりあえず、恐る恐る葉っぱを一枚ちぎって食べてみた。

アーティチョーク1


5分ほど噛み続けたところであきらめた。繊維がかたすぎる。牛や馬はこんな気分で草を食べているのか、と納得してしまうくらいだ。

途方に暮れたところでパソコンを持っていたことを思い出し、「教えて、グーグル先生!」とばかりに検索してみた。「アーティチョークの食べ方」でかなりの数が検出されたということは、食べ方を知らない人が多いからだと思う。

結果、なんとかたい葉はその付け根の柔らかい部分を歯で扱くように食べ、玉ねぎの皮のようにむいていくらしい。実践してみた。

アーティチョーク2


だいぶかたい皮をむいたところで少し形が変わったので写真を撮ってみた。葉が柔らかくなったので丸ごと食べられるかと思い口に含んでみたが、あっけなく惨敗した。触ってみて柔らかくても、食べるとまだ繊維がとてもかたい。

アーティチョーク3


かたい葉をすべて食べきった。

アーティチョーク4


なんと、タンポポのタネのようにふわふわしたものがぎっしりと詰まっている。恐る恐る少しちぎって、その綿を食べてみた。

うちの猫のしっぽが口に入ったときのように、口の中が毛だらけになった。本気で後悔した。「知らないものは口に入れちゃいけないんだよ」というのは赤ちゃんから大学生まで共通だということを確認するにはいい経験だった。

アーティチョーク5


親の敵のように綿毛をむしり取り、残った毛だらけの部分を水ですすいだ。アーティチョークのこの中心部分を「ハート」というらしい。ここまでたどり着くのに30分ほどかかっていることを考えると、かわいい名前が憎たらしい。まるで「食べられるもんなら食べてみろ!」とケンカを売っているような野菜だ。しかもかなり小さい。

少し不機嫌になりつつ食べてみて絶句した。一瞬思考が吹き飛んだ。

おいしい。

いや、もしかしたら苦労を掛けた分主観的においしく感じたのかもしれない。ただ、先ほどまで「誰だよ、これを最初に食べようと考えたやつは...」と脳内で会話していた私は、一転して「これを最後まであきらめずにむいて食べたやつは偉大だ!」と感嘆していた。

ハートを食べるのにかかった時間は十数秒だった。

恨めしや。


アーティチョーク...日本ではなじみのない野菜だが、精神修行にもってこいだ。