日光の旅日記が続いてます。

未読のかたはこちらもどうぞ↓
日光へ、ちょい旅出張ー酒蔵巡り①
日光へ、ちょい旅出張ー日光東照宮②
日光へ、ちょい旅出張ー日光千姫物語③



2日目は朝7時半に輪王寺で護摩炊きを見学しました。

護摩炊きとは、
護摩の炉に細長く切った薪木を入れて火をおこし、
炉中に供物を投げ入れて火の神が煙とともに供物を天井に運び、
天の恩寵に授かろうとするもの。(wikipediaより)


開運や家内安全などの願いを込めた護摩木をその火にかざして、
成就を願う儀式のようなものですかね。

護摩炊きは真言宗と天台宗が行うものだそうで、
私はよく真言宗の深川不動尊に伺うのですが、
こちらは天台宗のため、少し内容も異なっていました。


中心に不動明王、後ろには七福神が並んでいます。




こんなにかわいい小判いただきました。




裏には七福神の寿老人が。
長寿の授けてくださる神さまとのこと。






護摩炊きが終わって後、
日光が誇る天然氷の氷室を見に行きました。

長いあいだ培ってきた日光の伝統でもある天然氷。
年々需要が少なくなり、いよいよやめざるを得ないという時、
こちらの4代目氷屋徳次郎さんが後世に伝えていきたいと願って、
これまで頑張って続けてきたそう。




左側が徳次郎さん、右側は登山家の片柳さん。
天然氷にかける情熱はひときわ強く、
なんだかとっても応援したくなりますね。






氷を置いておく氷室。寒い!




こちらが天然氷。アイスリンクみたい!
山から下りてくる天然水を凍らせているのだそう。
切り出した氷は左側のレールに乗せて氷室まで運びます。





この天然氷、今ではかき氷に使う氷として大人気となり、
東京からも需要が絶えないそうです。素晴らしいことですね!
私も天然氷のかき氷を食べてみたい!

ちなみに、天然氷と普通の氷の違いってわかりますか?

天然氷の結晶は見事な6角形で、
割れにくく、溶けにくく、白濁しないのです。
これはつまり、不純物が少ないということ。
よって当然味にも差が出るわけですね。



氷室を見た後は天然氷のアイスクライミング、、
と言いたいところですが、今回は現場を見るだけでおしまい。

山を登り標高1000mほどまでやってまいりました。







結構道が険しく、、、。




大丈夫と言われたけど、やっぱりこの靴では無理があった。。。ガクリ




とっても優しい片柳さんハート
手が寒そうだと、自分がしていた手袋をはずして貸してくださいました。




今年は暖冬で氷が少なく、全面氷とはいかなかったみたいです。
それでもこの氷壁は大迫力ですね!




こちらは中級者用。90度に見えるのは私だけ??







徳次郎さんに並ぶのは息子さんの5代目仁一郎さん。
アイスクライミングをコーディネートする仲間たちも一緒に。




こうして若い世代が徳次郎さんの情熱を引き継いで、
日光に息づく天然氷を伝えていく。

皆さんとっても良い人たちで、日光を愛しているのです。
こんな風に仲間たちと地元の良さを伝えていくって素敵ですねキラキラ

ちなみに、この徳次郎さんの天然氷は、
毎年切り出しに参加する人をHPやFBで募集しているそうです。
大人気で地方からわざわざやってくる人もいるのだとか。
私も次の機会に是非行ってみたい!


次はあの日光金谷ホテルのご紹介ですにこ