前の記事から続いておりますので、こちらから読んでみてくださいねこれ↓


蝶々 代替療法いろいろ-その①
蝶々 代替療法いろいろ-その②
蝶々 代替療法いろいろ-その③





7 アーユルヴェーダ


アーユルヴェーダは「」を意味するアーユルと、「知識」または「科学」を表すヴェーダが合体したサンスクリット語を由来とした言葉です。起源はなんと5000年前びっくりマーク1世界最古のヘルスケア体系と言われており、中国医学やチベット医学などのルーツはアーユルヴェーダにあるのですよポイント ちなみにインドの2大療法といえばこのアーユルヴェーダとホメオパシーになりますパー西洋医学を利用できるほど裕福な人は多くなく、自然にこの2つの民間療法へ流れるのだそうです汗ちなみに世界で最もホメオパス人口が多いのもインドなんですよひらめき電球


アーユルヴェーダは内界と外界を分けず、エネルギーと物質はひとつのものであるという考え方を持ちます。そして、宇宙エネルギーは万物の基礎である5つの要素、空、風、火、水、地として顕れ、これらはそれぞれ聴覚、触覚、視覚、味覚、嗅覚と結びついていますナゾの人この5つの要素からは3つの力(ドーシャ)が生じており、このドーシャはあらゆるもののなかに存在して心身すべての活動プロセスに影響を与えます。よって、このドーシャのバランスを整えることが最も大切ということになりますねGOOD ま、中国医学でいう「気」だと思っていただければ・・・

ちょっとややこしいね。。。


ま、とにかくあせるこのドーシャバランスを整える治療法として、生薬の処方や食事、ライフスタイルの改善があります。食事やライフスタイルに関してのアーユルヴェーダの規則は個人によって大きく変わりますし、何よりとーっても細かいので割愛しますが、ハーブ薬としては主に毒素を排出する効果のあるジンジャーやシナモン、クローブ、ペッパーなどが使われます。これらは日本でも身体を暖めてデトックス効果をもたらす食品として知られていますよね合格



ちなみにインドのヨーガ系医学ではチャクラといわれるエネルギー体系がよく知られています。チャクラはサンスクリット語で車輪自転車という意味。微細エネルギーが渦巻いている有様が車輪に似ていることからそう呼ばれるようになったそうなおぉ!チャクラは中国医学で言う「経穴」と似たような働きをします。簡単に説明すると、頭のてっぺんからお尻までの間に7つのチャクラがあり、それぞれ違う臓器と密接につながって各々エネルギーを流しているという仕組み。ダウンの絵を見るとわかりやすい。チャクラについてはまた違う機会に詳しく書きますパー



ホメオパス&ハーバリストErikoのブログ


はこれまで何度も弾圧されながら、何千年にもわたって耐えることなく受け継がれてきました。医療体系というより、インドの人々にとっては最終的に自己実現を可能にして幸福をもたらす哲学や生き方とも言えるかもしれません。






8 オステオパシー


オステオパシーという言葉は日本ではまだ聞き慣れないかもしれませんが、ヨーロッパやアメリカでは、代替療法のひとつとして高い地位を築いていますアゲアゲ厳密に言うと、オステオパシーは医療体系のひとつなので、オステオパシー医学と言わなければいけませんパー


オステオパシーのみの親はアンドリュー・テイラー・スティルという異能の人で、彼はホメオパシーの生みの親、サミュエル・ハーネマンと同様にアロパシー医でしたが、これまたやはり同じように西洋医学が用いる薬物に大きな不満を持っていたのでしたおこる 彼が最初に案出したのは、骨を整復して血液の循環を改善し、神経機能のバランスを回復させることによって治癒を促すというもの。彼の技法を正確に引き継ぐオステオパスは少数でしたが、その中の一人であるウィリアム・サザランドが後に発表したのが、「頭蓋療法」と「頭仙骨療法」という技法ですサーチ



響きとしては何となくカイロや整体に似ているはてなマークと思うかもしれませんが、伝統的な療法概念である「頭蓋を動かす」という理論が独特なのです。ちなみにサザランドはこの頭蓋運動を「一次呼吸」と呼び、普通の呼吸を「二次呼吸」と呼びました。この「一次呼吸」がなんらかの理由で妨害されてしまうと、身体全体を支配している中枢神経に影響を及ぼし何らかの病気へつながるというメカニズムナゾの人つまり、入りする空気の量が多ければ多いほど神経系にあたえる栄養が多くなるということですね。正しい呼吸をすることの大切さが身にしみますですうんうん



また、オステオパシーは、身体はひとつの全体であって、それぞれの器官や臓器は互いに関連して機能しているという理念を掲げていますので、そういった意味ではやはり根本的に他の代替療法と通じているわけですクラッカー


このオステオパシーですが、アメリカではDoctor of Osteopathy(D.O)と呼ばれ、西洋医学医師と同じ、正規の医者として認められています。つまり「医療行為」をすることが認められているので、オステオパシーのみならず、普通に西洋の薬を処方したりすることもあるのだそうです。そうなるとなんだか代替療法という名を借りただけの西洋医学治療になっちゃいますよねてん



ちなみに私はロンドンで頭仙骨療法を受けたことがあります。ナイジェリア出身の、寡黙でちょっとおっかないおじいちゃんでした汗なんでも、医者を目指していたのだけど交通事故にあってほぼ盲目となってしまい、オステオパスの道に進んだのだとか・・。っておい、目見えないんかいビックリマークって感じでしたけど、80%ぐらいは見えないんだって・・・・ とっても不思議な施術でして笑、途中で「寝ちゃったのかはてなマーク」と不安に思うぐらい動かしていた手を突然止めてゆーっくり動かし始めたりするんですよね。最初の簡単なコンサルで、その人に必要な施術回数を教えてくれるのですが、私はたったの2回・・・アセま、たいしたことねーだろって言いたかったんでしょうけど・・でも不思議と2回目が終わった時点で骨盤周りの痛みはなくなってましたねなぜ?

                            

       

                            
                          キイロキラ                       

                  



かなり長くなってしまいましたが、次で最終章ですので、もう少しお付き合いくださいねcat