~ツボは駅で、経絡は全身を走る線路~

 


鍼灸治療の歴史は遠く中国にさかのぼり、

 

その発祥は三千年前と言われています。

 

その後、日本に渡り日本人に合った鍼灸術が発達し、

 

これを今日では「経絡治療」と呼んでいます。

 

 

 

14の経絡とツボ

 

 

六蔵六腑(五臓六腑+心包)には、その蔵腑を基点として

 

それぞれに経絡(筋)が延び、身体全体にはりめぐらされます。

 

 

この筋は12本あり、それに全面正中線の任脈と後面正中線の

 

督脈を加えて14経と読んでいます。

 

 

この一本一本の筋の上にはツボ(経穴)が360余り点在しています。

 

 

 

東洋医学の診断法

 

 

一人一人の体質、体力、全身の状態を望診・聞診・問診・切診という

 

東洋医学独自の診断法によって充分に把握する事により、

 

五臓六腑の機能的アンバランスを調整し、

 

私達が本来持つ生命力を強化し、かつ高めていく治療法です。

 

 

生命力を高める事により、身体の諸症状を改善させていきます。

 

 

望診とは…

 

 

望は望見の意味で、現在の視診にあたります。

 

骨格・栄養状態・顔色・皮膚や粘膜色調・目・爪・毛髪の状態を

 

視るほかに舌や大小便の色なども観察します。

 

 

聞診とは…

 

 

聴覚による聴診を意味しています。

 

患者の音声によって判断基準をもっています。

 

呼吸の状態やゲップ、しゃっくりなども観察します。

 

 

問診とは…

 

 

患者さんの自覚症状や体質傾向を重視するので、

 

問診の比重は大きくなります。

 

熱や汗などがとくに対象となり、体温ばかりでなく、

 

熱の感じ方や汗の出る状態も重視します。

 

 

切診とは…

 

 

触診・圧診などを含め、直接手で触れる方法です。

 

脈診と腹診が重要で、背診と切経絡(経絡上を触診する)が

 

重要視されます。

 

 

 

経絡治療は、医学独特の診断法を行って『気』の流れを把握し、

 

足りないところ(冷えやゆるみ)は補い、

 

過剰になったところ(熱や緊張)は除き、

 

滞ったところ(こりやしこり)は流れをよくして

 

外からのストレスに負けない身体を作り出します。

 

 

また、運悪く病気になってしまった場合には、

 

『気』の流れを正常化することによって病苦から解放してくれるのです。