「日本には2000年にわたる歴史があります。
その間ほぼ一貫して発展して発展の歩みを続け、その長い歴史を通じて独自の優れた伝統の精神を培い養ってきました。
国内の混乱が渦巻く中、わずか半世紀足らずで、政治・文化・産業などの広範囲にわたる改革が断行された明治維新。
この大業を成し遂げ、近代日本の礎を築いた人々の多くは、二十代、三十代の若者達でした。
彼らに身命を賭した勇気ある行動を起こさせたのは先覚者の教えと日本伝統の精神でありました。」

晩秋の古都を訪れた時に立ち寄った霊山歴史館に掲げてあった一文。

今の日本は幕末時、明治維新を目前にしていた時期に似ているように感じます。

徳川慶喜のような聡明な潔さ、坂本龍馬のような気高き志を有言実行した勇ましさ。

現代の政を執り行っている人達に持って欲しいと願い、未来を担う若者達に身につけて欲しいと願う。

そのために私達は何が出来るだろう?
何をやればよいのだろう?

考えました。

人に願いを託すだけではなくて自分のやれることをやる。

人の幸せに繋がる真実を見極めて、真実を形にする若者達になって欲しいから、彼らに伝えたいことは人の命と心の大切さ、彼らへの接し方は自尊心が育つ関わりでありたい。

私が出来ることは、今、身近かにいる青少年やこれから出会う青少年に、自分らしく生きようとすることが希望ある未来を切り開いていくことになり、一人一人の思いと行動が集まると社会は変革すると伝え続けていくことなのだと思う。

これからは、現代社会の歪みに苦しみ、乗り越え立ち上がって真実に気づいた勇気ある若者達が世の中の立て直しをかけてくれる!と信じて。

私の尊敬する吉田松陰は幕末の志士に多大な影響を与えた。

歴史を動かした人が立派なのは、もちろんだけど、その人達に影響を与えた無名の人こそ、立派だと思う。

なにより立派と感じるのは、立派な人と言われるため、地位や名声のためではなく幸せを実感しようとした生き方。

この時代に生まれきた意味を、赤や黄の彩りの木々に包まれた京都で考えました。
素晴らしき未来のために今の痛みがある。
今、起きている悲しみは良くなるための痛み。
浄化の時代が来たり。


江崎英子