前回は「延命」で、今日は「呪い」
重い響きではありますが、シンプルな話です。
今日もまた大島弓子さんの漫画をテキストに・・・
(「わたしの屋根に雪積もりつ」より)
飼い猫の「サバ」についたノミを、ノミ取りぐしで大量に退治した大島さん。
そのノミたちが擬人化されて描かれているお話なのですが、
生き残った数匹のノミ、その中の「ノミの婆さま」が、大島さんを呪い殺そうとします(注:すべて大島さんの妄想)。
はじめはイライラして、イライラに流されていた大島さんですが、だんだん考え方が変わっていきます→
①「そいういう理屈からすれば ノミのうらみもうけとれる気がするなあ」
ノミ婆さま: (うけとられてしまうと 呪いのパワーがおちてしまうのだ)
②(お金持ちの奥さんになりきって)「ノミなんかつぶしたことのない奥さんになってしまっては ノミの呪いも届かない」
③(お花屋さんでチューリップを買って)「この花はノミの供養にしよう」
ノミ婆さま: (・・・・・・供養?! 供養っちゅうのをされると呪いはいかん・・・いかんのじゃ)
①で、大島さんはノミの感情を「理解」し、「受容」しました。
②で、「回避」
③で、呪いを「無力化」してしまいました。
呪いとは、うらみのあるところに存在するもの。
相手が、自分のことを理解し、許し、幸せを祈ってくれるなら
その相手を、人は(ノミだけど)呪うことはできないのです。
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