こんな時こそヴィパッサナーで一瞬、一瞬、心と向き合い
いたずらに不安や恐れを感じるのではなく、今の自分の仕事に集中しなくては・・・
なーんて思っていたら
東日本大震災で被災された皆様へ、スマナサーラ長老からのメッセージが届き、ブログやMLにご掲載くださいとのことでしたので、一部引用いたします。
全文はこちら からご覧ください。
東日本大震災で被災された皆様へ
災害に遭遇した時の心構え
日本史上最大の災害に見舞われている皆様に励ましの言葉をかけてあげたいと痛感していますが、災害の過酷さを知った瞬間から私自身のこころも茫然となってしまったので、どのような言葉を選び申し上げればよいのかとまったく思い浮かびません。今も思考が完全に停止した状態でいます。凄まじい自然災害の上に、原子力発電所の事故にまでさらされているのです。
しかし、日本の状況についての諸外国の人々の感想を読んでみると、精神を強く持つことができると思います。被災者の皆様方が感情的にならずに状況を冷静に判断して、理性的な行動をとっていることは、奇跡的な対応であるとしか言いようがありません。私は、常日頃、ふつうに平和に生活している皆様のこころに、常識を超えるほど落ち着きと強さが秘められていることを実感しました。いかなる災害に見舞われても、それを乗り越えられる力が日本の皆様に本来具わっているという、諸外国の方々の言葉はまさにその通りです。何を失っても、皆様方は強い精神という最大の宝物を持っているのです。
(中略)
皆様方に「天罰」が落ちたわけではないのです。神様が怒ったわけでもないのです。かつて悪業を犯したから、その報いを受けたわけでもないのです。今の災害は誰のせいでもありません。自然法則なのです。いつだって私たちは、自然法則によって振り回されているのです。人間には自然法則を管理することはできないのです。大雪が降らないように、豪雨にならないように、干ばつにならないように、地震が起きないように、津波が起きないようにと、手を加えることは不可能です。我々は自然法則に従ってできる範囲で努力して身を守って生きているだけの存在なのです。人間のいかなる努力もきかない場合は、精神的に落ち込むのではなく、世の常であると理解して、冷静な態度をとるしかないのです。
ですから、何を失っても、こころの落ち着きを失わないように、人格が乱れないように、こころが悩まないように努力することこそが、智者の生き方なのです。変わるものは変わるのです。なくなるものはなくなるのです。失われるものは失われるのです。世の常に対して、人は完全に無力なのです。一切は無常であることをこの機会に身をもって理解して、智慧を開発することができますようにと誓願いたします。老いと病に蝕まれ、衰弱して倒れたある人に向けて、お釈迦様は、「からだが病に陥っても、こころは病に陥らないように」とアドバイスされました。皆様方も何を失っても、こころはなんの被害にも遭わないようにと励まれるよう切望します。
三宝の御加護により早く復興できますように。
アルボムッレ・スマナサーラ
◆ダイアリーhttp://esalen.jugem.jp/