自分のコンプレックスってたくさんありますが(苦笑)
私は その中でも 長年『声』が 自分のコンプレックスでした。
ちょっと ビブラート が入る 声 なんです。
宇田多ヒカルさんみたいな☆
というと、聞こえはとっても良いのですが(笑)
思春期真っ盛りの中1の頃に『それ』は始まりました。
国語の授業中に、席を立って教科書を朗読させられたんです。
その時は 全然 緊張もしていなく ごくごくフツーな気持ちで読んでいました。
授業が終わって、お友達が、「さっき声震えてなかった?」と聞いてきたのです。
「え?全然震えてなかったけど・・・?」
その後も皆の前で声を出す機会がある度に、色んな人に
「さっき声震えてたよね」と言われることが続き
それまで何も気にしていなかったのだけど
「え?私の声ってそんなに震えてるのかな??」
それから、自分が発表する時、「私って一体どんな声でしゃべっているのだろう?」
と自分の『声』にばかり意識が向くようになってしまいました。
確かに、人前で話している時、何かの瞬間に声が震える時があることを発見したのです。
「やだ、こんなの絶対いやだ!!」
それから、「声が震えちゃいけない。震えるの嫌だ!」という思いがどんどん強まり
そしたら、本当に自分の声がますます震えるようになってしまいました。
自己暗示
自分で 「声が震えるのなんていやだ 直そう でもやっぱり震えてる・・・ どうしたらいいの?」
と心の中でパニクってるうちに、本当の本当に『震える声』になってしまったのです。
そのうち、クラス全員に「クスクス」笑われるようになってしまいました。
高校生になり、女子高で誰もやってくれる人がいないから、という理由で
生徒会に入るよう先生にお願いされました。
結局、高校3年間、生徒会にずっといることになりましたが、
全校生徒の前で『発表』する機会が ドドドーッ と増えたのです。
ヤバい・・・ ほんとヤバいです・・・
私が全校生徒の前に立って 話はじめると、やはり声が震えます。
その声を聞いて、全校生徒が、先生までもが、ニヤニヤします。
中には、笑いを必死でこらえている人までチラホラいます。
その反応を見て、さらに声が震え・・・
【悪循環】【負のスパイラル効果】
私の声は最高潮に震える声になっていました。
学校で、ある意味、『名物』『有名人』になってしまいました。
「声の震え、どうにかしてでも 直したい!!」と思い、
アメリカの大学では、「マスコミ」を専攻しました。
マスコミの授業の中には、
スピーチ
ブロードキャスティング(放送)
発音矯正
ディベート(討論)
等々、人前で話す機会が ものすごく 一杯 あったのです。
もちろん、私の声は ここでも 相変わらず 震えていました。
だけど、よかったのは、日本と違って、アメリカって
私の震える声を聞いて笑う人が誰もいなかったのです。
たどたどしい英語で 一生懸命 発表する 私の スピーチの
内容の方を 一生懸命 聞いてくれて、凄く熱い 拍手を沢山くれました。
授業が終わると、必ずこちらへやって来て
「さっきのなぉんのスピーチ、とても良かったよ!」と褒めてくれるのです。
私はスピーチの内容を、日本のユニークな習慣などを題材にすることが多かったのですが
「日本ってすごいね!面白いね!」と、私の『声』ではなく、『内容』を聞いてくれている
それがちゃんと伝わってきて 本当に 嬉しかったのを覚えています。
ある時、いつも声をかけてきてくれるアメリカの友人に、
「私の英語は聞きとりづらいし、声も震えているでしょ?」と聞いてみたら
「それは、僕だって日本語で 皆の前で スピーチしろと言われたら
もっと日本語ヘタだし、もっと緊張するよ
みんな 同じだよ、それでいいんだよ」
と優しく言ってくれました。
それからもアメリカで「人前で話す」機会は何百回と続き、随分鍛えられました。
あんなに訓練されたにも関わらず、未だに人前で話すことは苦手なんです・・・
しかも、私の声は、未だ震えています。(笑)
ちょっとビブラートかかった、こういう声なんで仕方ないんです。
だけど、自分の声、「これでいいんだ!」と いつの間にか受け入れられるようになりました。
皆さんも コンプレックスと 向き合い 克服された経験はございますか?