マイケルジャクソンの遺した、せかいの調和を謳う歌を、アニミズム的な解釈でわたし流に和訳(かなり意訳)してみました。
それぞれの人たちに、それぞれのHeal The Worldがあるなか、わたしが培ってきたことから感じる内容として載せますね。

第二次世界大戦の終戦記念日の前日に、平和への祈りとともに。

いま、わたしたちが存在している感謝をこめて、お盆で帰省中のたくさんのスピリットとともに(わたしにはみえないけど)。


「Heal The World」
Michael Jackson

There's A Place In Your Heart
And I Know That It Is Love
And This Place Could Be Much Brighter Than Tomorrow
And If You Really Try
You'll Find There's No Need To Cry
In This Place You'll Feel There's No Hurt Or Sorrow

 あなたの心の深淵(*1)に在る場所を僕は知っている
 そこには慈しみと愛しみの想い(慈愛)がある
 「今の」あなたが迎える「明日」よりも光輝く場所を
 もしあなたが心から望み求めるなら
 涙をながすことのない、痛みや哀しみのない
 真の「せかい」(*2)をみつけられる



There Are Ways To Get There
If You Care Enough For The Living
Make A Little Space
Make A Better Place...

 その「せかい」へ繋がる道は、誰にでもひらけていて
 もしあなたが生きとし生けるもの全てに感謝できるなら
 そのひとつひとつの小さな積み重ねが
 よりよいせかいを創りあげていく



Heal The World
Make It A Better Place
For You And For Me
And The Entire Human Race There Are People Dying
If You Care Enough For The Living
Make A Better Place For You And For Me

 この世界を癒そう
 あなたたちのために、ぼくたちのために、もっと心地よい場所にしよう
 人類の競争のなかで失われゆくいのちがあること
 もしあなたが生きとし生けるものを大切に、全てに感謝できるなら
 あなたたちのために、ぼくたちのために、もっと素敵なせかいにしよう



If You Want To Know Why There's A Love That Cannot Lie
Love Is Strong It Only Cares For Joyful Giving
If We Try We Shall See In This Bliss
We Cannot Feel Fear Or Dread
We Stop Existing And Start Living

 もしあなたが愛と慈しみに嘘がないことを知るならば、愛は何よりも強い
 それは、喜びを分かち合うためにやさしく抱擁するだけのこと(たとえば、異教徒でも、敵国の兵士でも)
 もしぼくたちが、その祝福を受け入れることができたら
 ぼくたちは恐れ怯えることなく
 ぼくたちはただ存在するだけでなく
 おおいなる生命(いのち)として生きられるだろう



Then It Feels That Always
Love's Enough For Us Growing
So Make A Better World
Make A Better World...

 いつだってそう感じられる
 本当の人類の進歩(*3)のためには、愛と慈しみがあれば充分
 もっといい世界を築こう
 もっと素敵なせかいにしよう



Heal The World
Make It A Better Place
For You And For Me And The Entire Human Race
There Are People Dying
If You Care Enough For The Living
Make A Better Place For You And For Me

 この世界を癒そう
 あなたたちのために、ぼくたちのために、もっと心地よい場所にしよう
 人類の競争のなかで失われゆくいのちがあること
 もしあなたが生きとし生けるものを大切に、全てに感謝できるなら
 あなたたちのために、ぼくたちのために、もっと素敵なせかいにしよう



And The Dream We Were Conceived In Will Reveal A Joyful Face
And The World We Once Believed In Will Shine Again In Grace
Then Why Do We Keep Strangling Life Wound This Earth Crucify Its Soul
Though It's Plain To See This World Is Heavenly
Be God's Glow

 ぼくたちがかつて描いた夢(宗教の根源)は、全ての人が笑顔(幸福)であることだった
 かつて信じられたその世界が、洗練されて輝きをとりもどすよう(*4)
 なぜぼくたちは、地球を傷つけ魂を磔にするような異様な生活を続けているのだろう
 このせかいが楽園そのものであり、せかいは神そのもの(ひかり)で成ることを覚ろう(*5)


We Could Fly So High
Let Our Spirits Never Die In My Heart
I Feel You Are All My Brothers
Create A World With No Fear
Together We'll Cry Happy Tears See The Nations Turn
Their Swords Into Plowshares

 ぼくらは飛べる その高みまで
 ぼくの心の深淵に存在する、ぼくらのスピリットは生き続ける(*6)
 ぼくは感じる いのちはみんな繋がっていると(*7)
 恐れのないせかいを創ろう
 国家がかわりゆくことを、共に嬉し涙を流してみとどけるんだ(*8)
 破壊の原因となる武力や権威(剣)を、自然と平和を耕す鍬に持ち変えるときを



We Could Really Get There
If You Cared Enough For The Living
Make A Little Space
To Make A Better Place...

 ぼくたちは本当にそこにたどり着けるんだ
 もしあなたが生きとし生けるもの全てに感謝できるなら
 そのひとつひとつの小さな積み重ねが
 よりよいせかいを創りあげていく



Heal The World
Make It A Better Place
For You And For Me And The Entire Human Race
There Are People Dying
If You Care Enough For The Living
Make A Better Place For You And For Me


 この世界を癒そう
 あなたたちのために、ぼくたちのために、もっと心地よい場所にしよう
 人類の競争のなかで失われゆくいのちがあること
 もしあなたが生きとし生けるものを大切に、全てに感謝できるなら
 あなたたちのために、ぼくたちのために、もっと素敵なせかいにしよう



Heal The World
Make It A Better Place
For You And For Me And The Entire Human Race
There Are People Dying
If You Care Enough For The Living
Make A Better Place For You And For Me

Heal The World
Make It A Better Place
For You And For Me And The Entire Human Race
There Are People Dying
If You Care Enough For The Living
Make A Better Place For You And For Me

There Are People Dying
If You Care Enough For The Living
Make A Better Place For You And For Me

There Are People Dying
If You Care Enough For The Living
Make A Better Place For You And For Me

You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me
You And For Me

*1 mindではなくheartなので、表面的な心ではなく、心の奥深い本質の部分として、心の深淵(魂でもよい)としました。

*2 わたしが「世界」と漢字で書くのは人類からみた対象としての世界のこと。「せかい」と平仮名で書くのは人類をふくむ宇宙規模の生命や物質すべてのせかいのこと。いつも使い分けています。

*3 現代社会は、経済や科学の発展が進歩することだと捉えている。わたしたち人類の本当の進歩は、精神的な向上であると思う。

*4 わたしたちが、宗教に頼りきっていた時代は、それが幸福(笑顔でいれること)への道だと疑わなかった。科学の発達により神話でものごとが説明できなくなったけれど、科学であれ宗教であれ、本質を理解していれば、宮沢賢治がいうように「もう宗教も科学も同じやうになる」のだ。実際に、脳科学や物理学の最先端で、スピリチュアルなことが説明されはじめている。

*5 アニミズム(自然信仰)の考え方では、すべてにスピリットやプラナが宿る。つまり、せかいそのものがカミであり、わたしやあなたもカミの分け御霊でありその一部である。だから、そのことに深く気づきさえすれば、せかいはひかりという神に祝福された楽園である。

*6 Our Spiritsは、ブラフマン(梵)。My Heartは、アートマン(我)。梵我一如と読みときます。

*7 You Are All My Brothersを、人類みな兄弟、よりも広く、自然界のすべては縁起としてみな繋がっているとよみました。

*8 ベルリンの壁の崩壊のように、大きいと思う国家だって、必ず変わりえる。わたしたちひとりひとりが、それをわたしたちの問題として、どのようにあるべきなのかを意識する(見届けようとする)姿勢ひとつが大事なんだと思います。