詳細は書けないんだけど、昨日は、とても嬉しい報告をヨガ友からもらって、あらためて11.11.11の満月力、そして、11月生として受けたハーブヨガLessonの力に、感謝の気持ちが湧くとともに、その変容のパワーの強さに感心しています。

いま、成瀬先生の著書にハマっていますが、チーズとサラダで美味しいワインを飲んでたら、めっちゃ読みたくなりました。

『ノルウェイの森』村上春樹

そんなわけで、飲みながら読んでます(笑)

冒頭のワタナベくんは37歳。
最初に読んだ時は、高校生だからね。
すご~く年上のおじさまに思えたんだけど、いまや同世代。
その頃は、大学生のワタナベくんも、すごく大人に思えてた。

高校球児を追い越していくように、次に読む頃は、ルクセンブルクの空港のワタナベくんより年上になってるのかもね。

で、読んでて、冒頭の記憶と風景の描写に、めちゃめちゃシンパシーを感じてしまって、ブログに留めたくなっちゃった。

確か前回読んだ時は、冒頭部分では、直子の2つのお願いのひとつ「私のことをいつまでも忘れないで。私が存在したことをいつまでも覚えていて」に想いを寄せたんだけど、きっと歳を重ねたせいですね。

風景だけが記憶にありありと刻まれていて、その風景のなかに人の姿はなくて、草原の風景の、匂いや音がリアルに残っている感覚についての描写が、リアルに体感として入ってきました。

☆☆☆
それらはあまりにもくっきりとしているので、手をのばせばひとつひとつ指でなぞれそうな気がするくらいだ。
しかしその風景の中には人の姿は
見えない。
誰もいない。
直子もいないし、僕もいない。
我々はいったいどこに消えてしまったんだろう、と僕は思う。
どうしてこんなことが起こりうるんだろう、と。
あれほど大事そうに見えたものは、彼女やそのときの僕や僕の世界は、みんなどこに行ってしまったんだろう、と。
☆☆☆

これ、歳をとらないとわからないんですよね。
でも本当にそうなの。

人の姿は消えてしまっても、その風景のなかに、想いがロードされていて、とてもクリアに写真のように、匂いや音までもが残っている。
でも、そのときの自分の想いが薄れていっていることの証でもあって、とても切ないんだよね。

って、しんみりしてたら、宅急便。

届きました!

『ぼくの地球を守って』日渡早紀
文庫バージョン。
このまえ、Amazonでポチッとしました。実家にコミックスあるのにね(笑)

村上春樹とともに、中学や高校時代のバイブルだったなあ~。

そして、私はその頃から、輪廻や死について、宇宙について、戦争について、深く深く興味を抱いている子どもだったと思う。

忙しい師走だけど、満月のチカラを借りて、永かった2011年の締めをしっかり納めていきたいなあと思います。

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