目を閉じてみえるものを

みつめて

みてめて

何層も

深く

幾光年も

遠く

自分自身の深層へ

せかいの果ての深淵へ

夢のような身体

奇跡の大地

恍惚の宇宙

その果ての果てのどこか

人として生まれた

宿命を抱き

拡がりも

微細さも

自由自在に

うたひとつ

響きひとつ

ひかりの収縮

闇の拡散

手のひらの上に残るのは

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