私の尊敬してやまない、マハトマ・ガンディー(1869-1948)についてです。
非暴力・不服従による大英帝国支配への抵抗運動が有名で、インド独立の父とよばれ、最期は宗教的な理由で暗殺されました。
(一般的な説明はこれだけです~w)
ガンディーさんは、すご~~~く頑固な性格で、揺るがない信念をもって、最初は弁護士として南アフリカでお仕事をしていて、真理に反しているから納得いかんってことを実践していたら、政治にも関わり始め、インドにもどっても、自分を律し、神に祈り、真理を追求(サッティヤーグラハ)する言動によって周囲に影響を与え続け・・・気づいたら偉大な政治指導者になっていました~、みたいな人です。
私がガンディーを尊敬する理由について語ってみます。
熱く!w
彼は、自伝を周囲の勧めで書いています。
ご本人がつけたタイトルは、
『真理を対象とした私の実験について』
(日本語訳は『ガンディー自伝』でもちろん出てますよ)
そのなかで、映画などではポイントのシーンになるような、塩税に抗議した「塩の行進」については触れられていないんです。
普通の人なら、自伝を書くにあたって、社会に大きな影響を与えた自身の業績を大きく取り上げますよね。
つまり、ガンディー自身は、改革者や政治家として何かを変えようとしているのではなく、宗教家であり探究者であって、自らや周囲の言動を実験対象として、真理を追究しているだけなんですよね。
そして敬虔なヒンズー教徒なのですが、次のようにも述べています。
「私は
ヒンズー教徒であり
イスラム教徒であり
キリスト教徒であり
ユダヤ教徒です
枝は違っても、一つの木なのです」
彼の宗教観こそ、今の無益な宗教的対立のなかに必要ですよね。
ガンジーのその態度ゆえ、狂信的なヒンズー原理主義者に暗殺されるのですが、撃たれたとき、自らの額に手をあて、イスラム教において「あなたを許す」の意味を示したそうです。
本当に凄い。
あの人にも、あの人にも、あの人にも聞かせてやりたいw
このように、宗派に固執せず、
「真理は神である」
と、真理(サッティヤ)の探究を人生の基本軸としていました。
私も、神道も、仏教も、ヒンズー教も、キリスト教も、イスラム教も好きです。
どんな宗教も、基本的な根本の思想はすばらしいと思う。
経済と絡んだり、排他的になったり、形式ばかりが大事にされたりすると、え~ってなるけど。
日本人なので、個人的にはやはり神道と仏教がしっくりくる部分が多いかな。
やはり、多神教が好きですね。
そして、民族の中に自動発生的に生まれたと思われる、自然信仰(アニミズム)の思想が大好きです。人生の学びテーマです。
宗教を聞かれたら、アニミズムと答えます(ナウシカ教でもいいかもw)。
太陽や、月や、大地や、海や、山や、草木や、岩石や、雨風や、花や、動物・・・
すべてのいのち(自然)がカミ(神)。
ゴッドというより、グレートスピリット。
森羅万象。
大いなるいのちの根源。
あ、話がそれた。
ガンディーの好きなとこに戻ります。
「沈黙の日」:モウナ(沈黙)とシャンティ(平穏)
週に一度、沈黙の日をつくり、何も話さず、必要とあれば筆談で過ごしたそうです。
断食は有名だけど、こちらはあまり知られていないかも。
これ、すごく素敵だなと思うんです。
沈黙と平穏。
外との繋がりを一時断ち、内省し思索するもよし、ぼ~~っと無になるもよし。
凪の時間。。。
もうひとつ。
糸紡ぎをする姿。
写真がよく残っています(下にも載せました)が、ガンディーはチャルカという手動の糸紡ぎ機をつかい、綿から糸を紡ぎました。
英国製品の不買運動のシンボルなんて言われますが、きっと、糸紡ぎが好きだったんだと思います。
瞑想と一緒。
集中し、黙々と糸を紡ぐ行為。
そして、それが自給自足の「生きる」ことに繋がる。
カッコいいでしょ!
ガンディー。
伊坂幸太郎さんがガンディー好き(たぶん)なのもわかりますよね♪
素晴らしい言葉もいっぱい遺しているのですが、検索すればすぐ出てくるから、私のお気に入りの言葉で締めます。
見たいと思う世界の変化に
あなた自身がなりなさい
はい!!
頑張ります^^