映画『手塚治虫のブッダ』を観て来ました。

実は原作未読。
読もう読もうと思いながら、10年w

映画化にあたり、原作より先に映画観たほうがいいかなって(ナウシカもそうでしょ♪)思い、NO知識で鑑賞しました~。

もちろん、シッダールタのライフストーリーはざっくり存じていますが、やっぱりアニメーションでも生身の人間として描かれると、めちゃめちゃ愛着が沸きますね。

そして、カーストについてもまた身近に感じさせられます。

さて、シッダールタは「世界の王となる」と予言されるわけですが、それは、「武力」をつかって支配する王ではなく、悟りをひらきその思想を教授する王(神)。これって「教育」なんですよね。だから教団ができる。ブッダに教えてもらう集まり。

この原始仏教の形(および内容)こそ、きっとこれからのせかいに必要なこと。

つまり、みんながブッダになれば、平和と調和のせかいが訪れるわけです。

自動車だって、PCだって、宇宙飛行だって、ぜんぶ数十年、数百年前にはなかったものなんですよ。
でも、いまはあたりまえでしょ。

きっと、ブッダとしての生き方があたりまえだと思える社会がつくれるはずなんだ。教育で。

最近、人間の歴史を何万年単位で考えることが多いので、私にとって、たとえば聖徳太子さんやイエズスさんやシッダールタさんは、比較的最近の偉人。
古事記の神様と比べて、ついそう思っちゃうんですよね(笑)

映画を観ると、より人間シッダールタが身近に感じられて、部活の先輩に憧れる感覚で、人生の目指すべきものが少しみえてくるのではないかな、なんて思いました。

それにしても、上映期間も短いし、上映時間も1日1本。お客さんも少なかった。う~~ん。

みんな、観てください、ぜひに。