☆飯守泰次郎/東京交響楽団@新国立劇場
川崎駅が大幅に改装されてしばらく経ちました。演奏会前に駅ナカのお洒落なお店でランチを食べてから演奏会へ。
☆ジョナサン・ノット/東京交響楽団@ミューザ川崎シンフォニーホール
前日のサントリー定期と同様のプログラム。
局の歓送迎会も終わり、少しずつ仕事も落ち着き始めてきましたが、まだまだ慌ただしい日々です。
4月の平日に演奏会の予定を入れると、体力気力ともに余裕がないので、心の底から楽しみきれないとわかってはいるんですが、今日の演奏会は本当に行ってよかったです。
☆マリア・ジョアン・ピリス ピアノ・リサイタル@サントリーホール
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 op.13《悲愴》
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 op.31-2《テンペスト》
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
・ベートーヴェン:6つのバガテル op.126より第5曲 Quasi allegretto(アンコール)
昨年末に引退を表明したピリスのラスト・ツアー。欧州での演奏会は軒並みキャンセルしたようですが、日本の演奏会は全て予定どおりに行ってくれるそうで、日本のファンは幸運です。
ピリスを聴くのは5年前のハイティンク/ロンドン響とのモーツァルト&ベートーヴェン、4年前のティチアーティ/スコットランド室内管とのショパンに続いて4回目。リサイタルはこれが最初で最期。
前半の《悲愴》と《テンペスト》は、少し温度が低いような、慎重な演奏に聴こえてしまい、良い演奏だけどこんなものかなーと思ってしまいましたが、メインの32番は異次元の演奏でした…
特に2楽章は冒頭から告別のように繊細な音で、自分含めてやや散漫なようにも感じていた会場の雰囲気が一変した気がしました。高音域のpの美しさはこの世のものとは思えないくらい。こういう音なら別日のシューベルト・プロも聴きたかった。アンコールも何かから解放されたかのような伸びやかな音色で、聴いていて心が暖まりました。
3月のペライア来日キャンセルは残念だったけど、このリサイタルが聴けて本当に良かった。
新年度になり、異動の喧騒もまだまだ収まりませんが、なんとか午後半休を取り演奏会へ。
上野の桜はもうひとひらも残っていませんでした。
☆ウルフ・シルマー/NHK交響楽団@東京文化会館
〇キャスト
ハインリヒ国王…アイン・アンガー
ローエングリン…クラウス・フロリアン・フォークト
エルザ・フォン・ブラバント…レジーネ・ハングラー
フリードリヒ・フォン・テルラムント…エギルス・シリンス
オルトルート…ペトラ・ラング
王の伝令…甲斐栄次郎
ブラバントの貴族…大槻孝志、髙梨英次郎、青山貴、狩野賢一
小姓…今野沙知恵、中須美喜、杉山由紀、中山茉莉
合唱…東京オペラシンガーズ
3年前の《ワルキューレ》以来の東京・春・音楽祭。
この《ローエングリン》は7年前にアンドリス・ネルソンスが振る予定でしたが、震災のため中止に。その後、ネルソンスは一気に躍進した感もあり、もう日本のオケを振ることは当分期待できないでしょう。
今日の《ローエングリン》、やはり表題役のフォークトが素晴らしかった!
一昨年の新国立劇場での同役よりさらに声に深みが出てきていて、ヴァルターやタンホイザーも歌ってきたからか、表現力もさらに進化しているように感じました。ラングのオルトルートやアンガーの国王も流石の歌唱。
ただ、今日はハングラーのエルザが不安定だったのが残念…。
シルマーの指揮はさすが歌劇場のキャリアが長いだけあり、N響から分厚い音色を引き出し、ドイツのオケで聴いているかのような演奏を聴かせてくれました。(もう少し地鳴りのようなパワフルさも聴きたかったけれど。)
合唱も統率がとれていて素晴らしかったです。
しかしあの映像のクオリティの低さはなんだったのだろうか。特にメッセージが伝わるようなものでもなければ、変化も乏しく、あれなら純粋な演奏会形式で良かったのでは…。
