Miriamです。
李 禹煥 の作品は、都内のどこかの美術館で以前に見て(どこだったか忘れてしまった。。。)
一緒に行った友達が、「すごい、すごい!」を連発していたけれど、私にはイマイチよくわからなかった・・・。
色彩感覚が、とても独特だと思いました。
それはやはり、韓国の血を思わせるような、独特なブルー。
日本の青とも、ヨーロッパの青とも違う色。
その色のせいなのかわからないけれど、ちょっと近寄り難いような、そんな気もした。
今回の旅行で、直島の李 禹煥美術館に行って、そんなイメージはどこかに消えてしまいました。
「柿の種みたいな、小さな作品があって、それが凄い」らしいという前情報もありながら、その作品が展示されているかどうかもわからず・・・。
たどり着いてみれば、安藤忠雄設計のその建物は、モダン過ぎて、かえってどこか落ち着かない。
(いや、もちろん素敵なんだけど…)
外の空間から中に入るドアは、どこか人を拒絶しているようで、思わず入るのをためらってしまうほど。
その、ゲートの重さのようなものが、作品とうまい具合に対比されているのかもしれない。
私は、ちょっぴり厳しさのようなものを、李 禹煥の作品から感じるのだけれど・・・もっともっと、自由に躍動する、まるで音楽のように感じた、という意見が多かった。
なるほどな〜。
確かに、出会いの間に展示された作品群を見ていると、静けさの中から沸き起こる、無限のメロディが聞こえてきそうな気がする。
でもそれは、私にとっては、自由だけれども、なぜかどこか厳しいのだ・・・。
そして、ちゃんとありました。
出会いの間を抜けると、小さな空間に柿の種、いえ、「対話」という作品が。
ちいさなカンヴァスに、ちょこんと一筆。
灰色の点。
ところがこの灰色の点、とてつもなくパワフル。
静かな慈愛。
この間訪れた、平泉の中尊寺金色堂を思い出す。
ああ、これだったのか・・・!
李 禹煥の凄さがやっとわかりました。
「瞑想の間」というのも良かった。
入った瞬間、何もしなくても頭の中が瞑想状態に入ってしまう。
こんな部屋が家にもあったら、いいなぁ〜(笑)
李 禹煥の作品は、よくわかるように感じるものと、全然わからないものがある。
でもたぶん、わからないと思っているものも、本当は感じているんだろうな。
今回の旅では、そのことをよく思いました。
感覚が意識に上るようになれば、わかりやすくて一番良いのだけれど、わからないと思っているものも、実は本当はわかっていて、感じている。
だから、「わからない」ということばで括ってしまわないで、そこから一歩、さらに感じてみる努力が必要なのかも。
ミュージアムショップに立ち寄ると、なんと李 禹煥直筆のサイン入りトートバッグが!
早速入手したら、後から来た友人達も、みんなゲットしていました(笑)


