Miriamです。

 

李 禹煥 の作品は、都内のどこかの美術館で以前に見て(どこだったか忘れてしまった。。。)

 

一緒に行った友達が、「すごい、すごい!」を連発していたけれど、私にはイマイチよくわからなかった・・・。

 

色彩感覚が、とても独特だと思いました。

それはやはり、韓国の血を思わせるような、独特なブルー。

日本の青とも、ヨーロッパの青とも違う色。

 

その色のせいなのかわからないけれど、ちょっと近寄り難いような、そんな気もした。

 

 

今回の旅行で、直島の李 禹煥美術館に行って、そんなイメージはどこかに消えてしまいました。

 

{1A0BEF84-B00B-4DD5-8919-0BA4216A7079}

「柿の種みたいな、小さな作品があって、それが凄い」らしいという前情報もありながら、その作品が展示されているかどうかもわからず・・・。

たどり着いてみれば、安藤忠雄設計のその建物は、モダン過ぎて、かえってどこか落ち着かない。

(いや、もちろん素敵なんだけど…)

 

外の空間から中に入るドアは、どこか人を拒絶しているようで、思わず入るのをためらってしまうほど。

その、ゲートの重さのようなものが、作品とうまい具合に対比されているのかもしれない。

 

私は、ちょっぴり厳しさのようなものを、李 禹煥の作品から感じるのだけれど・・・もっともっと、自由に躍動する、まるで音楽のように感じた、という意見が多かった。

 

なるほどな〜。

確かに、出会いの間に展示された作品群を見ていると、静けさの中から沸き起こる、無限のメロディが聞こえてきそうな気がする。

 

でもそれは、私にとっては、自由だけれども、なぜかどこか厳しいのだ・・・。

 

 

そして、ちゃんとありました。

出会いの間を抜けると、小さな空間に柿の種、いえ、「対話」という作品が。

 

ちいさなカンヴァスに、ちょこんと一筆。

灰色の点。

 

ところがこの灰色の点、とてつもなくパワフル。

静かな慈愛。

この間訪れた、平泉の中尊寺金色堂を思い出す。

 

{430751F7-0C59-4B38-B461-0F84E7594C41}

ああ、これだったのか・・・!

李 禹煥の凄さがやっとわかりました。

 

「瞑想の間」というのも良かった。

入った瞬間、何もしなくても頭の中が瞑想状態に入ってしまう。

こんな部屋が家にもあったら、いいなぁ〜(笑)

 

 

李 禹煥の作品は、よくわかるように感じるものと、全然わからないものがある。

でもたぶん、わからないと思っているものも、本当は感じているんだろうな。

今回の旅では、そのことをよく思いました。

感覚が意識に上るようになれば、わかりやすくて一番良いのだけれど、わからないと思っているものも、実は本当はわかっていて、感じている。

だから、「わからない」ということばで括ってしまわないで、そこから一歩、さらに感じてみる努力が必要なのかも。

 

 

ミュージアムショップに立ち寄ると、なんと李 禹煥直筆のサイン入りトートバッグが!

 

早速入手したら、後から来た友人達も、みんなゲットしていました(笑)

 

{98599092-EB1D-4250-87FF-33162F2C8C44}