前回から
認知症の気配を感じたら
早めに専門医に診てもらったほうがいいと
お勧めする理由について書いています。
今回は 予想が当たって
専門医を受診した結果
進行するタイプの認知症だとわかった場合
について書きます。
早期受診・早期診断のメリット
早期受診・早期診断のメリットは
大きく2つあると思います。
① 適切な対策をとることで
症状の進行を緩やかにすることができる
② 今後に備えることができる
上記2つは
一般的にも言われていることですが
私も 親しい知人を通して
早期受診・早期診断の大事さを
体感しましたので
その知人の話を少し書きますね。
早期受診でMCIが発覚
知人のAさんは
何よりも家族を大事に思う
しっかりものの
70代の女性です。
得意なこと・好きなことは
家族のために作る料理でした。
Aさんの推しは
保育園に通うお孫さんたち。
成長を見守ることが
何よりの楽しみでした。
そんなAさんは あるとき
お孫さんの保育園行事のことを
すっかりサッパリ
覚えていないことがあり
念のためにと
認知症の専門病院を受診しました。
そこで 受けた検査の結果
Aさんは MCI(軽度認知障がい)という
認知症ではないけれど 近い将来
認知症に移行するかもしれない段階
にいることが判明しました。
Aさんの選択
専門病院を受診後
Aさんには
進行を緩やかにする薬が処方され
認知症へ移行しないための
生活改善に関する
専門医からのアドバイスもありました。
MCIという段階のAさんは
完全に健康な記憶力ではないものの
生活に支障が出るほどに
困ることは まだありません。
判断力も 複雑な思考も可能です。
Aさんは このままの生活をすれば
認知症へと移行するかもしれない
という医師の話を聞いて
これからのご自身の生き方を
どうするのか考えたそうです。
そして
「私は 運動をしたくないし
このままの生活ができるなら
認知症になっても構わない」
「でも かわいい孫にだけは」
Aさんは ご自身にとって
とても大事な存在であるお孫さんたちに
将来 節目節目で渡すであろうお祝いを
全て ポチ袋やご祝儀袋に入れて
将来のAさんが準備できなくなっても
渡せるように備えたんだそうです。
「だから もう
なんにも心配はないのよ」
その後のAさん
その後 Aさんは
処方された薬は飲み続けたものの
生活は全く変えることなく
緩やかに
もの忘れは進んでいきました。
一緒に暮らすだんなさんが
Aさんのもの忘れ以外の症状を心配し
再度 専門病院を受診したときは
アルツハイマー型認知症と
診断されました。
初回の受診から8年ほど経っていました。
Aさんの症状は
緩やかに進んでいましたが
Aさんは とても穏やかに
お孫さんたちとの交流を
心から楽しみつつ
ご家族のサポートを受けて
自宅で生活をしています。
進行するかもしれないからこそ 早めにあなたらしい対策を
最初に述べた通り
早期受診・早期診断のメリットは
大きく2つあります。
① 適切な対策をとることで
症状の進行を緩やかにすることができる
② 今後に備えることができる
Aさんの場合は
① 早期の服薬で 症状の進行を
緩やかにできたのかもしれません。
早々にMCIと診断されていたので
進んでいく症状を
漠然とした不安の中で
受け止める必要がありませんでした。
(ここには個人差がありますね)
② 判断が確実にできるうちに
Aさんにとって悔いのない選択と準備ができた。
どなたの場合でも
お金(通帳や不動産など)のことは
記憶や判断力が確かなうちに
信頼できる人に託すことも
大事ではないかと思います。
また運動好きな方
一人で過ごす時間の長い方は特に
早期受診をすることで
認知症のタイプが判明すれば
予測される事故やトラブルへの対策も
早い段階から行えます。
なので ご本人もサポートする側も
余計な不安や混乱が減らせると思います。
もし 受診を迷われる方がいらしたら
ぜひこの記事を参考に
脳の健康診断と思って
受けてみていただければと思います。
その際は やはり
専門医が確かではないかと思いますので
お手数ではありますが
かかりつけ医からの紹介状をもらって
専門病院を受診してくださいね。
本日も
最後までお読みいただき
ありがとうございました![]()
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