今回の解散総選挙を、国民の多くは望んでいません。物価対策をはじめ、困窮する暮らしを支える政策の実現、新年度に間に合うよう予算を成立させることの方が重要です。
それでも高市首相が解散を強行したのは、自民党の膿が噴き出ないよう、不都合な事実に蓋をするためです。
膿の中でも致命的なのが、統一教会と自民党との長年にわたる共依存です。
統一教会は2015年に「世界平和統一家庭連合」と名称変更し、マスコミ各社は「旧統一教会」と呼んでいますが、教団がはらむ問題の本質には連続性があるので、Tansaは「統一教会」と表記します。
統一教会の教義は、植民地支配により罪を犯した「エバ国家」の日本が、「アダム国家」の韓国に贖罪せねばならないというものです。日本の信者から集めた多額の献金や、霊感商法での利益が韓国に送られ続けてきました。日本による加害の歴史に目を向けることを「自虐史観」などと言う自民党の政治家にとっては、受け入れ難いはずです。
それでも自民党が統一教会を受け入れたのは、教団側が自民党の選挙運動を支援したことと、スパイ防止法など自民党が推進する政策でタッグを組んだからです。
