(前回)悲しい選択
http://ameblo.jp/harmolity/entry-12229903689.html
ほかの子はみんなメロンソーダを頼んだ。
彼が予想した通り。
しかし、彼には何とも言えない充足感があった。
それから幾年の年月が経った。
それから日本は景気が良くなり、そして傾いていった。
飲食といえば喫茶店よりもファミレスが流行る時代になった。
初めてガストにドリンクバーができたとき、彼は迷うことなくメロンソーダを頼んだ。
一杯、二杯。
結局六杯飲んだ。
無表情の彼が、この時はとても嬉しそうな顔をしていた。
(おわり)
