上京して東京人になり、四季を通して生活して、いろんな人々との出会い、店との出会い、(感覚として)物事との出会い、そして経験。やはり良い事もあれば悪い事もある。ビギナーズラック的な事があって喜んだ事もあれば、次は失敗して落ち込んだり、そこはお天道様は平等に見ておられるなと、すごく感じたものでした。ただ、振り返れば振り返るほど、
高卒の、一番多感な時期と、丁度バブル期になる日本経済が重なって、そして稀な年代”丙午生まれ”の自分が、日本の首都東京で、時代の流れに沿いながら経験した事柄は、今となっては不思議な感覚がするこれら巡り合わせを、自分が振り返って解明したいというか、そんな気持ちは何となくご理解頂けているか分かりませんが、そんなところです(笑)。
中間報告的に↑を書いておかないと、ともすれば自分でも大儀がぼやけてしまうかもですし、似たような方がいれば情報の共有、提供を願いたいのです。まだまだ続く予定ですので気を長く情報お待ちしております。
ある日、店のオーナーから職人皆に、今も行われている「ジャパンケーキショー」の前身「東日本洋菓子展」に参加しろ、言われました。前出の通りオーナーは、当時東京都の洋菓子協会の副会長であり全国のそれの評議員でした。参加せよとは作品を出せと言う事です。職人の作る菓子のコンテストがあり、花形はマジパン細工デコレーションという工芸菓子の一種です。ただ我々の職場ではテキスト本しかお手本が無く、プチ店おのオーナーがフランスや銀座での経験からその手の工芸作品は長けてらっしゃるのでした。