看板が完成しました。
 

 
うん。
 

 
うんうん。いいじゃんね。決まりきった書体の冷たさもなくて。
派手すぎず目立ち過ぎず、探してる人の目にだけアピール出来そう。
 
1つ言うとすれば、「整体」ってなんじゃい。
整体の定義ってかなりいい加減。身体の為のなんちゃらかんちゃら、それは全て整体です。
本来『マッサージ、指圧』と掲げたいところですが、私はね、指圧マッサージ師の免許は持ってないので、外に向けて「指圧」とか「マッサージ」って掲げるのは法律違反になるんですよ。
だから「整体」とか「リラクゼーション」という言葉を使わせてもらってます。
 
「マッサージ」は違反なのに「整体」で濁してみたり、「リラクゼーションマッサージ」とか「経絡マッサージ」とか、何か言葉足して掲げると法律のグレーゾーンに入り、控えめにやってれば怒られないという謎の法律です。
 
ちなみにあん摩マッサージ指圧師以外が行うマッサージ類似行為の全ては法律違反になるそうです。
私のような鍼灸師はもちろん柔道整復師や理学療法士、看護師だろうと医師の指示の下行わないものは全て違反です。
整体と呼んでるものも当然ダメだし、ストレッチの補助なんかも捉えようによっては違反。エステなんかの手技施術なんかももちろんアウトだしヘッドスパだとかああいう類全てアウト。
厳しい人に言わせると『あん摩マッサージ指圧師』免許を持ってない人がどんな形であれお客さんに触れてお金をいただくことは全て違反なんだとか。
 
が、実際はまっっったく取り締まってないですよね。
 
何故か。これを厳しくやってしまうとタイ古式だったり中国式だったりインド式だったりの色んなマッサージを日本国内でしてる外国人を全て捕まえないとならなくなり、国家間のちょっとした問題になるから取り締まらないんだとか。
で、彼らを放置しているのに邦人だけ取り締まるのはさすがに道理が通らない。ってことでそのまま野放しになってるんだと、鍼灸学生時代に聞きました。
 
ただ鍼灸師の場合は、もし役所から「マッサージしちゃダメじゃないかー!」っと問い詰められた時の逃げ道があって、
「鍼を刺しやすくする為に事前に身体を和らげてるだけです」「鍼を刺した後の強張りをほぐしているだけです」っと、あくまで鍼治療の予備や補助動作と言い張る事で回避出来るんだとか。
え?鍼屋伍一六はマッサージのみの客もいるじゃないかって?それはあれですよ。この先いつか鍼を刺す為に時間をかけて身体の準備をしてもらってるだけです☆
 
そんなわけで、真相はわからないけど皆さんが近所の至る所でマッサージ類似行為が受けられるのは、外国人のおかげかもしれないんですね~。
そんなこともあり施術内容で取り締まられることは無いのですが、私のように国家資格を持ってると何故か広告規制に関しては厳しくなり、看板の内容だったりにもメスが入ります。
例えば外に向けて値段を表示することは出来ないんです。そんなとこだけ病院と同じ扱いで。病院も建物の外から値段わからないじゃないですか。あれは法律でそうなってるからなんですよ。逆に国家資格持ちじゃない店は堂々と看板にでっかく価格表記してもいいという、資格持ちに不利でしかない法律。
 
今は時代的に気になったら検索出来るのでホームページとかあればすぐ値段わかりますが、昔はそれが出来なかったので、店内に入らないと値段を知る事が出来なかったんですよ。ひどいですよねー。
鍼灸院なんて自由診療メインだから店によっちゃ一回数万円なんて事もあるし、そんな事もあって鍼灸院て入りづらいイメージが定着してきたんだと思います。
整骨院みたいにガラス張りで外から様子わかるような業種でもないから余計にね。ガラス張りの整骨院なんかは建物内に、外に向け看板置いて値段表記したりという抜け道もありますね。抜け道があったり解釈の違いにより許される法律とかって意味あるんですかね。
私、今後もマッサージ類似行為しちゃいますけど。モノホンの国家資格持ちより上手くやる自信あるし。
なんて言いつつ、あん摩マッサージ指圧師の免許持ちの先生に対しては技術に対する尊敬と憧れを一定量持ってます。自分より上手い人、生で何人か見たことあるので。
 
まぁそんな広告規制もあって今よりもずっとご近所の人の口コミの力が強かったのですが、今は時代が変わりましたね。
流行ってるお店でもご近所トラブル絶えないお店なんかもあるし、近くではなく、外へ遠くへ広くアピールした者が覇権を握る時代ですね~。私にはついていけないな~。手書きの看板くらいでおさまる世界が平和でいいですね。
 
っといいつつキャッシュレスだとかで少しづつデジタルな世界に身を投じるしかない鍼屋伍一六、数年後にはさらにデジタルな波にどうしても船を出さないとならなくなるのでしょうね。とりあえずこのブログで商品レビューのアフィリエイトでも始めるか♪って、古すぎか。