洗浄と消毒を済まし乾かしているとこです。
 

 
先日、久しぶりに吸い玉療法(吸角、カッピング)の注文受け、オイルと併用しつつ行いました。
鍼屋では特にカッピングを推してるわけではありません。カッピングを続けていくことで肌が受けるダメージというのも問題になる為メリットデメリットのバランスや、空ける期間等も考慮しつつ希望があれば決行します。
しかしたまーにやるくらいなら恐れるようなものではなく、肌にも適度なストレスとなってカッピングのメリットだけを享受出来ると考えてます。
 
↓こちら昔撮った写真で画素粗いですがカッピングの後はだいたいこんな感じになります。
 
 
いや、これはまだ痕が薄い方で先日行った方はもっと濃ゆ~い内出血が何か所も出来ました。血の滞りやコリの強い場所程痕が濃くなるといわれています。
数ヶ月前からご所望いただいていたのですが温泉旅行の予定があるとのことで、旅先で他の宿泊客に驚かれることがないよう、旅が終わってからの決行となりました。
内出血なのでもちろん痕は消えますが、濃く残った箇所ですと三週間程要します。カッピングとか言葉は聞いたことあっても、そこまで多くの方が他人の身体のこういった痕を見る機会は無いと思うのでなかなか公の場?に行く前のカッピングは目立ってしまうかもですね。薄着の季節も全身には出来ないかもなー
 
カッピングってなんの為にやるの?って人もいると思います。施術者によっても見解は多少違うかもしれません。鍼屋ではあまり使わない道具ですが、私個人としてはけっこー効率的で効果持続する治療法だなーって思ってます。
 
鍼に限らずですが民間療法の効能に必ずある「血行促進」。カッピングはこれに特化してるかなと。
 
鍼は身体内部を傷つける事で、お灸は表面を焼くことで、指圧やマッサージは肌を上から押し流すことでそれぞれ血流を促しますね。
カッピングは内出血を作る事で確実に、しかもけっこーな広範囲で強制的に血流を促します。内出血が治ってく期間てのは普段よりもその部分に血が流れエネルギーが運ばれるので血流改善や疲労回復における持続性も期待出来ます。なのでスポーツ選手でカッピングを取り入れてる方もいますよね。それに内出血みたく傷がついてる期間てのは免疫力も高まってるんですよ。お灸のヤケドもそうです。
 
日々疲労困憊で心まで元気のない方が急にカッピングを全身にやるのは体力的に逆効果かもしれませんが、ちょっと疲れがたまってきたなーって時なんかにやると、施術終わった後も普通の施術後とはまた違ったホヤホヤ感ヒリヒリ感が味わえてリフレッシュ出来ますよ。
 
良いなー、って思ってるのに鍼屋でなんであんまりやらないのか。。。それは、他にやることが多くて施術中時間割けないからなんですねー。
基本、私の鍼の方が治療として身体を変える力は強いので手段として後回しになってしまいます。
 
しかし。。。こないだやってて気づきましたが「カッピング」と区切って施術せず、例えば一カ所だけカッピング入れるだとかいくらでも出来たはずなのにやってこなかったおバカさん。今後は反省し、少し積極的にそういうのアピールしていくかもしれません。痕が2週間程残ってもいい人限定です。
 
 

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