趣味のスポーツで左腕を傷めた左利きのお客さんに、
「負担を減らす為に右腕も使ってプレーできないですか?」
っと提案。
もちろん利き腕じゃない方でパフォーマンスを出せってことではなく、怪我が多い方なので長期的に考えて利き腕に痛みを溜めこまないように補助的に右も使えるようにしていこうということです。
結局、「使うから痛む」というのは明白ですから。
以前も健康の為には極論スポーツなんかしない方がいいよなんて書きましたが、それでも趣味として楽しく、心の健康の為に続けたい人は今回の提案のようにちょっと無理に感じるような事でも、リスク分散として出来ることはした方がいいです。
もちろん競技によって利き腕じゃなきゃ出来ない物もあるので、これはこの方への提案に限りますよ。
「今まで通り」から抜け出せないのが我々人間で、基本的にはいつまでも今までと同じように身体が動くという思い込みをなかなか捨てきれないそうです。
だから歪むことがわかっているのに片側に重心のかかるバッグを持ち続けたり、今はだいぶ減ったけど常にハイヒールを履き続けていたりと、自分の中での当たり前をなかなか変えれないでいる。
仕事や家事もそうですが、例えば走ったら足がもつれてすっ転ぶだとか、そんな衰えを感じつつも「少し努力すればすぐ元に踊るから大丈夫。」っと楽観的に考える割に衰えに打ち勝つ程努力する人は稀なので、結局時間が経ってから「年には勝てない」っとどこかで諦めの結論をします。
までも、その結論を受け入れ悟りの境地から事を始めれる事が出来れば完了ではありますが、それをすこーしでも遅らせる為にリスク分散。身体の1カ所に負担をかけ過ぎないことが大事。
ぎっくり腰だって腰のせいだけでなるわけではなく、背中やお尻、ふとももだったりの筋肉が硬くなってしまっていて可動域に「遊び」が無い時に腰に負荷が入ると「ぴきっ」っといっちゃうことが多いんです。無理なく少しづつ色んな箇所に負荷をかければ回復する余裕も与えてあげれます。
そうそう、そのお客さんと左利きの話をした時に、この世界は右利きに都合がいいように出来てる事が多く、左利きの人は日常生活の細かいところで日々ストレスを受け続けてるんだよねという話になりました。けっこう有名な話ですよね。
文房具だとか、改札とかもですが右利きの人が使う事前提の造りになってることが多い。
それもあって両利きになった方がいいよねーって話でさ。
そーいや左手の薬指に結婚指輪はめる慣習ってのもあれよく考えたら右利きの人の都合でしかないなって思いました。
以前指輪の事、それぞれの指にはめる意味合いだとか調べてた時に、結婚指輪は常に付けてることが多いから一番邪魔にならない左手の薬指につけるようになった(諸説あり)って事でその時は納得したんだけど、左利きの人からしたら右手の薬指の方がさらに使わないだろなーっと。
多様性の時代、今が叫ぶチャンスですよ左利きの方々。