前々からのお客さん達から、三年半鍼屋閉めてた間の身体のメンテ話を聞きました。
聞いたってもこっちから聞いたわけじゃないのはいつものお約束。
何人かは施術所難民になっていたとかいないとか。
鍼屋無かったおかげで他のいい施術者に会えたって心黒ずむエピソードもいただいたり。それでも今ここに来てくれて治療受けてるってのはツンデレ?
まぁアレだな。阿部がうめーからか。ふふ。
ってのはいつもの冗談は顔だけにしろキャンペーン。
施術者ってのはある一定のレベルまで達っしたら上下なんてないんだよっ、と思ってます。
私は妄想上では間違いなくトップレベルにはいますがそれでも横並びに同じレベルがひしめいてる音が聞こえます。オススメの耳鼻科誰か教えて。
業歴5年もあればセンス次第で私レベルなんてすぐ追いつくんです。追いつくのはいいけど追い越さないで欲しいとは思う。良い子の約束ね。
レベル差はセンスで埋まるもんだからあとは相性の問題。とすると私は相性合わすのが上手いのかな?
いや、こんなとがった施術ほんとなら合わない方が多くても不思議じゃない。
東京勤務時初月から指名トップデビューしたのも事実ながら、一名だけとはいえ「もういいです。」っと時間半分も経過しないうちに拒否られた初体験もして涙でした。
でも医者でも美容師でもそういうのあるからさ。誰かがいいと言ったやつが万人に合うわけじゃないじゃん。
ついでに上手いから良い施術者ってわけでもないだろうしね。
私は技術の上下じゃなく相性次第とか言って、自分に限界が来てる言い訳にしてるだけなんじゃないか?っとお思いのお客さまー、、、
せいかい。半分ね。
今まさに腱鞘炎への新アプローチ法(激痛を添えて)をアップデートしたばかりで成長ナウのつもりだから認めたくはないけどさ、事実として10年前軽々出来てたのに今は再現するのが難しいオリジナル技なんかが実在します。
体力の問題というか、将来の自分の指達の健康を考えてしまうようになったからだなー。後先考えない、完全に若さに任せた無理をしていた。
お客さんからしたら施術者は歴が経てば経つほど達人になり果ては仙人になるイメージあるでしょ。
現実は違うんだぜ。
アスリートと同じです。身体使う以上全盛期は、実在するっ。
歴の長い先生達はこんな言い分認めないだろなー。でも幻想を排除して冷静に考えたら答えはわかるでしょ?
競技と施術を同じと考えたら、短距離なら100分の1秒が落ちていく感覚。本人が一番に感じ取るはず。スポーツだったら刹那に現役引退が浮かぶ時。
だがラッキーな事に我らは代替法を編み出せる。特定の負担を軽減しつつ施術レベルは緩めない。そんなことも可能なんだ。
だがそれがわからず気づくこともなく歴だけ重ねいつまでも同じ技を続けているにも関わらず弟子や従業員を取ったり講師みたいな立場になったりして、狭いコミュニティで「ゴッドハンド」なんてあがめられてる教祖さまがたくさんいるのがこの世界。
呼ばれてる人で息をのむほどの技術持った先生見たことないんだけどなぁ。
昔は上手かったのかもしれない。悲しいよ。その時弟子にでもなりたかった。
いや、なんねーか。生意気ですぐ破門されちゃうね。
「ゴッドハンド」って呼ばれてる人は一般の会社で例えると若手の仕事に全然ついていけないで仕事しないのに勤続長いだけで給料いっぱいもらって偉そうにしてる人、の略称なんだよってことだけみんなも覚えといて。でも外で言うとどこのバカが言ってたんだって怒られるから阿部が言ってたってことは言わないで。約束ね。
そんな自らの偏見を怒りのランボーに変えて、私自身も黙ってたら技術落ちてくの知ってるから日々、日々って程でもないけど程よくべんきょーする。勉強すると今までより自信もって施術出来るから楽しいんだよ。お客さんも喜ぶしさ。
術者と患者の相性も確かに大事だけど、その時の術者と施術法の相性ってのはもっと大事だと思ってます。
今の自分に出来る最大限てなんなんだろーってこと。
もしこの先腕一本使えなくなった時は、その時出来る必殺技探せるくらいの気概が続くといいよなー。
なんて、そんな終わりを見つめながら今日も鍛えてます。