夏が終わってしまった。。。
天気予報見てたら「もうこの先猛暑日はありません。」
とかスッキリした笑顔で言ってました。それが先週の火曜朝のこと。確かにそう、月曜の夜少し涼しくなったなと感じた矢先の予報だったのだ。
私は自宅ではエアコン無し生活が当たり前。寝る時だってなんのその、汗びちゃびちゃの身体をシャワーで洗い流すところから1日が始まる。
エアコンなんか嫌~いから始まり、つけなきゃ眠れないなんてのは軟弱者だと割り切って過ごしてきた。
そんなところに、、、
「うちで使ってないエアコンあげましょーか?」というお声がかかる。その瞬間軟弱者の仲間入りをする事に一瞬のためらいも起きなかった。
「是非!」 私はいい顔で即答した。
なんだろう、暑くなんかないって強がってはいても暑いは暑いんすよ。でもエアコンの冷風が嫌いなのも事実なわけで、だからないままならないままで良かったんだけど、なんの努力もなくそれが手に入ってしまうのならば甘んじて受け入れようと。
それというのも、
聞けば窓用エアコンだということで、知らない人もいると思うが窓を半分くらい開けたところにアルミの枠をハメ込み、そこに縦長のエアコン本体をセットする。そしてその本体の後ろを少し外に出したまま、つまり窓は開けたまま使うもの。昔の団地とかにはけっこうあったようなイメージ。
工事もいらない室外機もいらない、置けばすぐに使えるもの。それもあって即答したのだ。
そして仕事が終わり夜、取りに行ってきた。即日。
てことでさんざん強がってきた私のノーエアコンライフにも終止符が打たれた。
っと思ったんだが、、、過去にブログに書いたと思うが、私の部屋は目の前にあった向かいの建物が取り壊しになってから風向きが変わり、かなり快適な風が入ってくるようになっているので真夏もそこまで苦しくなくなっているのだ。
その一方、問題なのは母の部屋だ。母の部屋にもエアコンが無い。その上風もほとんど入らない。蒸し風呂とはまさにこの部屋のことを言うのだろう。
母の寝る部屋を見ると、「こりゃいつか熱中症で寝ながらにして倒れるな」っという懸念があった。しかし本人はそう、流石に私の親だけあって、さらにやせ我慢の度合いがでかいのだ。何度聞いても大丈夫だとしか言わない。
老人になると皮膚感覚が鈍くなり実際暑いことにも気づかず真夏に部屋をしめっきりにして熱中症で亡くなるというニュースも見た。なんとなくこのままいくとうちの親もそうなりそうじゃないか。
てなわけで、譲ってもらってきたエアコンはそのまま母の部屋に設置しました。
するとどうでしょう。窓用エアコンなめてました。ちゃんと涼しい。母の部屋はあっという間に快適な温度に。思っていた程音もうるさくない。20年前に友人の家で見た物とはもちろんレベルが違う。進歩したんでしょうね。
先に述べた通り工事要らず室外機要らず、そして窓さえあればどの部屋にも手軽に移すことができる。。。
最高じゃないか!!
これはもう、買おう。自分の部屋用にも買おう。明日パソコンひらいてポチって押して、今夏から俺はやせ我慢をやめて、ガンガン部屋冷やして羽毛布団で寝るんだ!
そう決心した☆
だがしかし、そう、それから一週間が過ぎた今、まだ買っていない。何故なら冒頭書いた通りすごいタイミングで夏が終わったからだ。
買う決心をした月曜の夜、自分の部屋ではないにしろ、ワクワクした。家電が家に来るってのはやっぱ気分が盛り上がる。そして翌日自分の分を買う事、そしてエアコンと共にある暮らしを想像する。ワクワクしていた。
だが、そのワクワクの気持ちの片隅に、気づかないように気づかないようにと避けていた疑念はあったんだ。
それは、
「あれ?今日なんか、昨日と比べて暑くなくない?」
って。
今からエアコンを買って涼しい生活を迎えようとしている私にとってそれは不要な季節の変わり目。だから気のせいだと思い込むようにしてその日は寝たんだ。
そして、、、、火曜朝の天気予報。「この先猛暑日はありません。」
当然その日は買わなかった。そのまま夜を迎え、そしたら昨晩よりさらに涼しくなってる。そしてそのまま一週間。もはや私の夏は終わったのだ。
エアコン購入は持ち越しになった。。。
振り返ってみれば毎年そうなんだよね。エアコン付けないで寝る派の人はわかってくれると思うけど、ほんとに寝苦しい日なんてのはせいぜい夏の間に3~4日程度。後はまぁ、あったら楽かもなくらいのもの。
そしてその熱帯夜はだいたいお盆周辺に現れる。
だからちょうど時期的に、もう暑くなくなっちゃう時期が来てたんだよね。あ~ぁ。なんだかぬか喜びとはこのことだ。しなくてよかったぬか喜び。というか、暑くなくなったことは本来嬉しいことなんだけどね。
いや、でも今考えたら、「この先猛暑日はありません。」を聞くタイミングが1日でも遅れていたら、涼しさ安定した今頃商品は我が家に届いていて、、、、、来年まで持て余す。そして使ってないまま保証期間の1年が過ぎる。ということにならなかったのはこれ幸いとするべきか。
来年は、、、絶対買おう。窓用エアコン。暑さに対し我慢強く生きてきた私を一瞬で変えてくれた頼もしいやーつ。