お店を経営したりしてない大多数の人には無関係なので知らない人、というか気にしたこともない人が多いと思うんですが、音楽の著作権の話。

 

大抵どんなお店でもBGMって流れてるじゃないですか。最近は形態が様々だけど20年くらい前はUSENが当たり前でしたかね。USENと契約して好きなチャンネルを流す、みたいな。

しかしそれだと好きなジャンルは流せても好きな一曲を選んで流すことは出来ない(現代の仕様は知りませんが)。だから好きな曲、好きなアーティストを絞ってBGMとして流したいのなら、CDを買ってきてそれを店で流せばいい。っという発想になりますよね。

 

でもここで絡んでくるのが著作権。自分で買ったCDだろうがなんだろうがそれを店内BGMとして利用するには著作権を管理するJASRACに申請して坪数に合わせたお金を払わないといけないことになっています。

店側の立場としては、店内BGMとして流すことでアーティストにとっては宣伝にもなるんだからいいじゃん、って思うんだけどそれじゃJASRACにお金が入らないからダメなんですよ。(集めた著作権料はアーティストに分配されますけどね、でも売れる機会や聞いてもらう機会損失になっているとは思います。)

 

この側面だけをみると真にアーティストの為に存在しているようには見えず、自分達が存在する為に利権を行使する団体であり、他の様々な活動にも批判が寄せられネットではよくジャスラックを皮肉って「カスラック」なんて呼称されてることも多く目にします。最近だと音楽教室で教材として使う曲に対しても著作権料を払えと言い出したことで世間にも注目されたのが目新しい話題ですね。

 

私も個人的に一応サラっとかるぅく調べてみたところ、本当にアーティストを守っているのだろうかと疑問に思う事ばかりであまり納得いくような事はなかったのですが、JASRAC側には「アンチには理解出来ない役割が我々にはあるので気にせず続けていく」というような事が方針として書いてあったので、まぁ一般人には理解出来ない、理解したくもないけどJASRACにはJASRACの正義がありそれに逆らえる力も私には無いので、、、

 

結果、鍼屋伍一六では著作権料を払う必要の無い著作権フリーのBGMを探し、接客中はそれを使用しています。一度USENの方が店に来る機会があったのですが、うちの音楽の使用環境を見て「賢いですねぇ、これなら何も言えません。」と言って帰っていきました。

 

うちのような個人店は特にですが業種に関わらず著作権の事なんか気にもせず、というか気づきもせず平気でCDはもちろん最近だとスマホに取り込んだ音楽を機材に繋げて店内BGMとして流しているお店はたくさんありますね。一応それってダメなので目をつけられないようにして欲しいなと思います。

 

あ、今回の話を思いついたきっかけは、最近仕事の空き時間に読書をしているんですがその時音楽も何も流さず集中していると、

聞こえてくるんですねぇ、水槽の水の音が。これ、BGMとして最高の癒しじゃん。いや、てか、、、もしかしてうるさい??

 

って感じたことからBGMの話を書いてみました。

 

ところで、ここでこそっとここまで読んでくれた人へのお知らせなんですが鍼屋の裏メニューに「ノリ揉み」ってのがあるんですよ。音楽に、音に合わせてリズムよくノリノリで揉み続けるってのが。だいーぶ昔からやってるけど限られた人にしか提供してません。

 

マッサージ屋とかでいつの間にか術者がリズムに合わせて指動かしてることに気づき不快な思いをした、なんて経験がある人もたまにはいるかと思います。

でもそんな不真面目なのとは違い、ついのっちゃったとかじゃなくノリにいってるんで安心して下さい(安心できないか)。

めっちゃふざけてると思われるでしょうが、体感した人はみんなとっても気持ちいいと評判です。プロによる全力のおふざけです。おふざけの割にこちら側の指の負担は限界を超えますけどね。

 

その際お客さん自身で自分の好きなCDを持参してくれれば著作権には触れないかなと思いますよ。一度Xジャパンの『紅』をリクエストされてやったら指がちゃんと終わりました。

 

 

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