戻りたいなって思ってしまう過去の思い出って、戻れない現実を突きつけられて悲しくなってしまうからいっそ無い方がいいのかなーなんて感じてしまったりすることも、あったりなかったり。
 
通った学び舎が取り壊しになるということで。
その前に校舎に入って見学出来る一般開放日ってのが先日ありまして、、、、行けませんでした。
 
仕事の都合がつかなくて、それでもせめて帰りに校舎の外からだけでも眺め、一年生の時の教室と桜の木の前で、入学式の日を思い出しながら少しだけボーっとしてきました。
 
この教室で何があったかなーどんなことしたかなーなんて考えると、別に思い出せなくたっていいようなどうでもいい事ばっかり浮かんでくるんだけど、そんなつまらない事も全て貴重に思えてしまいます。校舎に入れていたら忘れていた思い出も、もしかしたら思い出せたかもな。やっぱり思い出って風景や物と一緒に記憶に刻まれているモノだから、材料が無いとそのまま記憶の片隅に消えたままになってしまうんですよね。
 
小学生の頃、大人になった自分、二十歳の自分の姿をよく想像することがあったんだけど全然どんな顔してるのかわからなかった。まして四十歳の自分の姿なんて想像しようとも思わなかったな。
そしていつの間にか四十歳を過ぎた今の自分は、何故か辿ってきたはずの小学生時分の姿や顔が、、、はっきりとは思い出せない。一歩一歩人生を踏みしめてこなかった証拠だぞーなんて、当時の自分に言ってあげたい。
 
同窓生や先生にも、ちょっと会って話してみたいなーって気持ちが久しぶりに湧いてきました。友達ですら無かった人に会ってみたいなぁ。
ただ、、、そんな関係じゃすれ違ったってお互い気づくことすら出来ないよね。そんな時間の流れも感じました。
 
友達だった人ですら、もはやわかんない可能性の方が高いか。