ボトックス専門クリニックの実力やいかに
自己紹介
4か月前に京都市内に小さな美容クリニックを開院したジョイ子と申しますクリニックは若返り治療をメインに行い、注射を使った治療に特化
こちらのブログでは、長く美容医療に関わっていることで得られた知識やプライベートなどについて書いています
クリニックホームページは
こちら→ケリークリニック
さて前回までのお話ですが、テーマは
ボトックス治療を繰り返す中で、薬の効果が
増してきたように感じる人と減ってきたように感じる人々の訴えをどう考えるか、です
(とある一例として紹介しており、誰にでも当てはまるものではありません)
前回までのあらすじ
おでこシワ子さん(40)は額へのボトックス治療を繰り返していくうちに、眉を上に上げながら話すクセが無くなり、それどころかボトックス注射の効果の持続時間が長くなってきたように感じて大満足していると
シワ子さんはボトックスが効きやすい体質に変化したのかというと、その可能性は低いのです。
ただし、シワ子さんの額の筋肉は学習しました
今までは眉の上げ下げを毎日の日課としていたが、ボトックス治療を受けるようになってからというもの、その運動はほとんどする機会が無くなり、そのうち日課だったことも忘れてしまった。
話すときにあんなに顔で表現していたシワ子さんはすっかりお上品な表情になって、額はつるんとキレイ
定期ボトックスを受けに来た彼女に、
「シワの状態を確認します。額にシワを寄せてみてもらえますか?」
と言っても、
「えっと、寄ってます?どうやるんだっけ…」
と、かつてのシワ子さんとは別人のよう
ボトックスがずっと効いているというよりも、表情ジワとしての額のシワがあまり出なくなったために、ボトックス治療をそんなに必要としない状態にまで到達したというわけでした
一方の眉間シワヨさん(60)は、眉間のシワがくっきり状態で、シワを寄せてもらうとものすごく深いシワが出る
よく見ると、ボトックス治療を続けていた眉間はまだマシな方で、全く無治療の目周りのシワはもっとヒドイ状態
ボトックス治療を長く続けている人の中に、本当に稀ではあるけれど抗体ができてしまってボトックスが効かない体質となることは可能性としてはあるけれど、持続時間が少し短くなってきたという今回のシワヨさんの場合、抗体ができたとは考えにくい
単に眉間の筋肉の力が強くなってきて、同じ薬剤の量での治療効果が下がってきたのだ
そしてもう1つ、なんでも年齢のせいにしてしまうのは好きじゃないけれど、実際シワが皮膚に刻まれてくるスピードが速くなってくるのも年齢による肌質の低下が原因だ…
実はボトックスの65歳以上の年齢の方への治療は、効果が低く不適とされている
シワヨさんはまだ60歳だが、年齢と共に皮膚にシワがつきやすくなっているのは確かなことなのだ…
ジョイ子はシワ子さんからの感謝の言葉に対し、
「シワ子さんにとって、ボトックスはとても良い治療でしたね」
と答えた
だがシワヨさんにはどう説明したら良いのか悩んだ…
「ボトックスの製剤の品質は以前までと変わりがありません。
私自身の技術としては、数年前と比較したらむしろ上がっています。
そう、シワヨさん、
変わってしまったのはアナタなんです」
・・・そうカッコつけて言いたかったが、ジョイ子の仕事はコナン君みたく謎解きをすることではなく、その次のステップにあるわけなので、、、
「シワが以前よりも強くなってきているようなので、使用するお薬の量を増やして効果を見てみましょう」
と説明し、薬剤の量を調整して治療した
めでたしめでたし
ジョイ子がいる
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