世界遺産吉野山へ❗
とはいえ、観光ではありません。
数年振りにある物を頂きにです。
吉野山は
僕にとっては、仕事場のイメージ。
クロネコヤマトでドライバーをしていたその昔、流れ流れて13年目だったかな?最後の勤務地が奈良県の吉野営業所でした。
知る人ぞ知る世界遺産の吉野山
桜の名所としては全国区。
いえ、世界的にも知られる所。
勿論、沢山の住民が暮らし多くの飲食店や土産屋、旅館等軒を連ねます。
吉野葛や柿の葉寿司等名産品も多く
直接吉野山エリアに関わる事が
少なかった僕も、桜のシーズン🌸
(3月から4月)は配達や集荷で
人で溢れかえる吉野山において
汗をかいていました。
クロネコヤマトの営業所に、
吉野山に暮らす同僚も数人居たし
飲食店を営む看板娘もアルバイトで
来ていました。
その看板娘と、同僚のドライバーが
付き合い出し、結婚して
その後20年以上が経過しますが、
時々連絡をとっています。
前置きが大変長くなりましたが、
今回の吉野山訪問は、
その、看板娘さんからのLINEが
きっかけとなりました。
5年近く前の2018年の台風シーズンに
世界遺産吉野山の桜の木が、強風の為
数本が倒れ薪の材料として
持って帰ってもいいよ👌
と連絡をくれたのも、その看板娘の
Aちゃんでした。
その娘は、働き者で実家が経営する
飲食店で働きながら、クロネコヤマトのアシストやメール便の配達を
こなしながら、地域の自治会等にも顔を出すまさにスーパーマン😊
勿論、その時頂いた桜の倒木も、
保存会の方々にきちんとお許しを頂いた物でした。
桜の薪は大変貴重なので、
ログハウスにゲストが来たときに振る舞う薪ストーブピザ🍕を焼くときにしか使って居ませんが、4年間たっぷりと乾燥させてこの冬も大活躍しました。有難く使わせて頂いています。
薪ストーブには、様々な種類があります。私の所有するログハウスに
あるストーブは、
バーモントキャスティングス社の
フラッグシップモデル
ENCORE アンコールと
いいます。
もう、旧型の
博物館展示品クラスだそうですが、
今でも現役で稼働してくれてます。
この薪ストーブがあるから、
仕事疲れの溜まる週末に、
わざわざ寒い山の中まで泊まりに行くようなもの。
今の僕の生活には無くてはならない場所になっています。
このENCOREアンコールは
鋳物製です。
鋳物の薪ストーブには、様々なメリット、デメリットがあります。
特に、ストーブ自体の耐久性に関わる所で、使用する薪にはどの様な薪を使用するのが好ましいか、諸説あります。薪に関しても、針葉樹(杉、桧)
と、広葉樹(くぬぎ、なら、さくら)
等色々有りますが、一般的に安価で手に入りやすい薪は杉や桧です。
杉や桧は、間伐材として、山の中でも
斬り倒されて放置されていたり、
製材所など、加工場から廃材として比較的手に入りやすく、また購入するとしても安価です。
しかしながら、木質は柔らかく着火しやすく燃えやすい性質です。
即ち、焚き付けとして消えている薪ストーブに火入れする時には重宝します。
ただ、燃えやすい性質から、必要以上に燃焼してしまい、早く燃え尽きたり、ストーブ本体の温度を上げすぎるため、時には高価な薪ストーブを
損傷させてしまうリスクが生じます。
特に我が
バーモントキャスティングス社の
ENCORE(アンコール)は
鋳物製なので、時にこれが原因となり
割れてしまったりするそうです。
なるべく薪ストーブ本体に過度な負担を掛けず、良い状態で長く活用するためには原料となる薪の分量(広葉樹と針葉樹の比率と使い方)も大切になってきます。
薪ストーブユーザーは、気楽で裕福に見える部分もあると思いますが、
薪の調達や乾燥する為の薪棚のスペースやその運搬手段等、苦労が多いのです。
お金で全て解決出きるとは思いますがこのコストをお金に頼るとしたならば、僕のような週末別荘利用でも、
一冬(1シーズン)薪の代金だけでも
20万円以上はかかるんではないでしょうか?やっぱり、結構な贅沢品ですよね。
うちは、自宅はオール電化です。
リビングには大きな水槽が2つ。
片方は海水魚(ニモちゃん)カクレクマノミが居ますので、水温は常に25℃に設定され、常にヒーターが入っています。室内も、3羽のインコ様が
居ますから今年は特にエアコン24時間稼働のために、1月の電気代は3万6千円を越えました。
週末利用のログハウスの暖房費(薪ストーブの薪代金)に、一月3万円はかけれません。😭
その為、シーズン以外でも薪の調達の為にあちこちを走り回り、庭整理や
山の手入れ等目にしたり、また、声かけをしていた知り合いや友人などからの声にアンテナを張っています。
今回は、クロネコヤマトの元同僚の所有する山の整理で、斬り倒された
極太「くぬぎ」が2本あるよーと
看板娘を介してご連絡を頂きました。
早速見に行くと、根元直径50センチ以上はあろうかという見事な大木。
その高さ10メートル以上でなかなかの
強敵。いやはや有難いけど大変だぞ😁
連絡を頂いた2日後の土曜日に、
奥さんを助っ人に、チェンソーを
引っ提げ引き上げに行きました。
玉斬りだけでも大変でしたが、
一玉重いもので50キロ以上。
愛車の軽トラがシャコタンになりました。
ログハウスと吉野山を2往復。
全て回収出来てないけど、とりあえず
5時間ほどかけて本日の作業終了。
一っ風呂あびて、夜はログハウスの
薪ストーブの前でふるさと納税の
返礼品の牛タンで嫁さんとお疲れ様~😱の宴会でした。
持ち帰ったくぬぎの玉斬りは
後日、薪割り作業のあと、2年程
乾燥させて、燃やせる薪となります。
結局、このような作業がしんどい、
辛いとなると薪ストーブは高価な贅沢ツールとなるわけです。
薪を頂ける友人との繋がり、
チェンソーや軽トラなどのツール準備
そして、薪にするための体力勝負的な
活動。結構な苦労と努力の賜物が、
あの癒しをくれる薪ストーブのある
生活に繋がります。
なにより、今回も広葉樹の倒木を見て
僕を思い出してくれた看板娘と山の持ち主である元同僚と久しぶりに会い
会話できた事が嬉しかった。
もう2~3度、残りの薪を頂きに、
吉野山を訪れる事になるけど、
その感謝の気持ちを忘れずに、
きちんと伝えておこうと思います。
最後に、1日重労働に付き合ってくれた奥さんと、重い薪玉をログハウス迄運搬してくれた、軽トラックに感謝です。♥️