ホルモン治療が効く乳ガンで、術後やく1ヶ月の放射線注射による治療を半年、注射が終わってから経口薬の治療、最初は生理があることが前提の薬だったが最近受けた検査の結果閉経が判明し、薬が変わった。
再発はしていけど、更年期症状の辛さを連ねてきたが、悪いことばかりではない。
生理は手術前にきて、手術入院あたりで来るはずだったが手術以降来ていない。
術後2年くらいは
手術したのに元気になれない。
と感じていた。
リンパに転移はしていたけど、普通の判断基準より小さかったので放射線治療はしたが抗がん剤はやらなかった。
でもしこりに気がついた時はまだ初期だと思っていたので、
手術後切り取った部分を検査するまでなんとも言えません
と言われ、術後検査結果を聞くまでは気が気じゃなかったし、放射線治療後も
もしかして再発するのでは?
と心配だった。
転移がある
と判断されたのは、主治医だった美人女医がとても慎重な人だったからかもしれない。おかげで今は元気だ。
でも乳がんが判明するまで割と体に気をつけていたし、マメに健康診断も受けていたのでショックだった。
術後2年は思うように体が動かせなかった。
その後、焦っても仕方ないし、そもそも病気になったのも、自分の力以上に無理をし過ぎたせいじゃないかと思い、気力でやり切るのはやめた。
到達点を低くして、気力で追い込むのをやめたのもあるかもしれないけど、術後3年経ったころ、
元気になった
と思えるようになった。
ホルモン治療の注射が終わって半年はホットフラッシュが酷くて夏は暑くて汗まみれで疲れるからエアコンの効いた部屋で引きこもる夏が2年続いた。
だいぶ元気になった次の春、仕事が出向になり、新しい上司はマグロみたいに運動してないと死んじゃいそうな人で、そんな上司を見ていたら、
グズグズ考えてないで体動かした方が更年期症状も更年期による体重増加も解決できるのでは?
と思い、歩く距離を増やしたり軽くジョギングするようになった。
治療による影響もあってか生理はなくなったままで、ホットフラッシュはだんだん軽くなり、乳がん発覚以降浅くなっていた眠りもだいぶ安定してきた。
乳がん発覚前、それまでピタリと予測出来ていた生理のリズムが狂い始めた。そして、それまでは高温期に入ると体調が悪かったが生理が始まると体調がすっきりするを繰り返していたが、乳がん発覚の1、2年前から、生理前は不調、生理が来てもまだまだ不調、気がつけば次の不調期という体調だった。女性としての生理周期を保つ体力が不足してる、そんな感じ。
なら間開けるとかしろよっ!
って自分で自分にツッコミを入れていたが、28日周期から、少し減ることはあっても几帳面に来ていた。
しかし、乳がん発覚前後は量が減ったり、普段より周期が長かったかもしれない。
だから、ホルモン治療が始まり、更年期症状は辛かったが、注射(リュープリン)が終わってからは生理のたびのおそらく貧血による症状がなくなり、むしろ体調がいいと感じるようになった。
経口薬(タモキシフェン)による更年期症状もだいぶ落ちついたなと思っていたころ、またホットフラッシュが出始め、なんだろうなと思っていたら、検査で閉経したことが判明した。
でも治療で起きたホットフラッシュよりは症状が軽かった気がする。
最近PMSをピルで治療するという話を聞く。昭和な私は
それって避妊薬じゃない
とか、
体の生理を薬でコントロールして大丈夫なのか?
って思ったりしたが、生理がなくなった後のスッキリ感から、
自分は自分の体力で受け止められより強く体の反応が出てしまうくらい女性ホルモンが過剰に出ていたから生理のたびに体調が悪く、薬で抑えればもっと快適に過ごせたのではないか?
と感じるようになった。
だが反面、リュープリンで強く更年期症状がでた経験から、
体は微妙なバランスで分泌されるホルモンで維持されていて、それを薬物でコントロールするのはなかなか難しいのでは。
と感じた。
ホルモン治療のおかげで、直近で命を失うことはなくなったが、治療が始まってからのなんとなく気持ちが塞ぐ鬱な感じと、どうも睡眠がうまく取れない感じは今も続いている。
でもそれは単に年齢的なものなのだろうか?
私はすでにもう妊娠出産はいいかなってう年齢で病気になったが、これから妊娠出産の年代で罹患するといろいろ考えて選ばなければいけないこともあり大変なんだろうなと思う。
自分の体について、よく見てよく知らなければいけないと思う。