ちょうど1年前、駆け込んだ総合病院で今の大学病院に紹介され、細胞診をすることになり、
どうせ異常なしだろ
って思ったら、大当たりの乳がんで、
でも初期なら切れば大丈夫だから
って思っていたら、リンパ節も異常がでて、手術して切ってみたら細かくは散らばっていたけれど、全摘にもリンパ郭清にもならずに済んだ。
なんとか乳頭は残しましたと言われるほぼ全摘に近い状態らしく、手術したところは今も窪んでいる。切り口は
「なるべく跡にならないように内縫いにしました。」
と美人女医さんに言われた。
その内縫い部分が本当にくっつくのかどうか不安だったが確かに切った大きさ残し割に傷跡は小さい気がする。
おそらく私より若くて美人の女医さんには感謝しかない。
今回も結果がわかるまで大丈夫とは思わないようにしていた。
調べてみたら新たなガンがみつかるなんてこともないわけではない。
予約は早い時間で入っていた。待合室に行くとモニタの美人女医さんの欄は待っている人の番号は入っておらず、少し待つとすぐ呼ばれた。
検査の結果
異常なしっ!
じゃないかと思ったんだ。
手術後は、このまま体力が衰えていくのだろうかと不安しかなかったが、今は手の抜き方も大分身につき、気力だけで実力以上のことをしようとすることもやめ、再発さえなければ夢の定年退職まで働き続けられそうな気がしてきた。
腫瘍マーカーの数値もこの間全く変化はなく、次回血液検査からは無くなるらしい。
診察もあっと言う間に終わり、商店街のお店が開くであろう10時前に商店街に着いてしまった。
実は結果を聞くこの日、下息子のお誕生日だった。普段はお誕生日が平日だとお祝いは近くの土日にすることが多い。
その時間に終われば出勤できなくもない気はしたけれど、検査の日のあと体調がイマイチなのに、上娘のPTAで誰もやる人がいなくて勢いで引き受けてしまった広報委員長の前期の広報誌の点検があり、結局思うように休養できず、体調もいまいちで1日休みにしてしまった。
せっかくなので下息子の大好きなたこ焼きでタコパをしようと思い、病院側のケーキ屋さんでケーキを買いたいなと思っていた。
しかし東京のケーキやさん、もしや11時なんてこともあるけど、10時開店だった。
商店街には安売りスーパーもあり、とりあえずタコパのタコを買いに行く。そしたらほうれん草も安くてついでに買う。買い物も終わり大回りでケーキ屋さんに向かうがやはり早く着いてしまい、一旦通り過ぎてまた戻る。
開店直後にお店に着くとすでに買い物を済ませて出てくる人がいた。
綺麗なピースのケーキを人数分買うか、ホールのケーキにするか悩んだが、朝早いせいかホールケーキもいろいろあり、チョコ好き下息子のためにチョコレート系にした。
でもさすがヨーロピアン(おフランス?)なパティシエのケーキ屋さんで、下息子には少し
濃厚過ぎたかもしれない。
上娘大好きなマカロンも買った。違いのわかる舌をもつ上娘は大満足のようだった。