この日は血液検査があった。
12月も連休の前日だったのだがこの日も連休の前日。
そのせいか、はたまた時間のせいなのか初めて来る時間のせいなのか、いつもはすぐに採血室の待合所に入れるのに初めて血液検査外の待合所で待った。
結構待つのかなと思ったが、中のに待合所に入るとだいたいいつもくらいしか待たず血液を抜かれた。
銀行の窓口みたいなところで血液を取られるのだが、その日はテーブルに採取用の小さい試験管が4本あり、そんなに抜かれるのかと思った。
血液検査は割とすんなり終わり乳腺内分泌外科に戻り待合所で待っていた。呼び出しのモニタを見ていると美人女医さんの名前がなくどうしたんだろうと思った。
そしていつもならそんなに待つことはないのにその日はなかなか呼ばれなかった。そういえば自分が手術したのも金曜日で、
もしかして急に手術に呼ばれてしまったのだろうか?だとしたら待つぞ~
と思った。
モニタに先生の表示はでず、
このまま違う先生に呼ばれて診察を受けるのかなと思った。ようやく番号が呼ばれ、診察は室に向かうとやっぱり医師の名前が違う。
が、しかし診察室の中にいたのはいつもの美人女医さん。
血液検査の結果が出るのに時間がかかったらしい。
血液検査の結果は数値は全て正常値、腫瘍マーカーも変化なし。
そして次回診察は1年後になるのでCTと骨シンチの検査をすると言われた。
おお、初骨シンチ検査
美人女医さんにも
「初めてなんですね。」
と言われた。
そうなんです。先生、細胞検査陽性の後間髪入れず手術前検査に入りましたから。
手術したのはつい最近のような気がするが、次の診察の時には1年経ってしまう。
胸のしこりが乳癌とわかり、手術、放射線治療の間、なんだか時間の流れが止まってしまった感じがした。また自分の時間が動き出したのは、年が明けたくらいからかな。それくらいから寄る深く眠れるようになったと実感できたし、手術の傷も綺麗に馴染んできたような気がする。
最近はもう大丈夫という気もするのだが、油断は禁物か。
最近なんとなく体調いいなって思ったら、ここのところ貧血一歩手前だった血液検査の数値が上がっていて、血液の成分が充実してきた感じ?
手術の傷が良くなったせいかも知れないし、漢方薬が効いているのかも知れない。でもその分食欲というか、甘いもの食べたいビール飲みたい衝動もの高まり困ったものだ。
それと今回はリュープロレリン注射が凄く痛かった。義姉も乳癌をやっていて、
「注射が痛いのが辛い。」
と言っていたが、これまであまり痛くて辛いとは感じたことがなかった。
でも今回はブスっと刺された瞬間から結構痛くて、薬剤を注入している時も痛くてしかもその後も注射した場所の痛みが続いた。
今回の人はヘタだったのか?
と思った。
そして注射のあとは無理やり動けば体を動かせないことはないのだが、なんだか怠いし少し落ち着いていた些細なことでイライラした。それが1週間ほど続いただろうか。
やっぱりスタバで一息ついているやつ。