25日間治療していただいた技師の皆様の話
通しで同じ人というわけではなく、最初の方、真ん中へん、最後の方で人が変わった。最初の方はスキンヘッドで眼鏡の几帳面で生真面目なら感じの技師さん。きちんとしてないとストレス溜めそうなタイプだなと思い私もキビキビ行動し、そのキビキビのまま25日間治療を受けた。真ん中辺のお兄さんとおじさんの間ぐらいの技師さんは左脇の向きの指示が細かくて、普段は頭の上のバーを普通に握っただけでいいのに、この技師さんのときは左がだけ不自然な状態で照射を受けた。
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あ、メガネは照射室内の更衣スペースではずしてました!
注意して照射すればガン治療に使えたり、病巣を発見できる手段だけど一歩間違えば人体に悪影響を与えるから細かいことまで気にすることができる人じゃないとできないんだろうなと思った。
おじさんとお兄さんの間の技師さんの時、見習いと紹介されたお兄さんがついた。照射は常に2人1組で行われていたが、見習いさんのときは3人だったりもした。見習いさんはおそらく専門学校なんかの学生さんで20代前半くらい。相手がプロの医療スタッフさんなら、別に恥ずかしくもないのだが、見習いさんはなんかこうまだ一般人の気配があり、胸全開のオババはちょっと恥ずかしい…。

いやいや、若いといってもプロを目指して勉強してる人だし…。

でも考えてみたら自分が20代前半のころ、仕事とはいえたくさんのおっぱいと向き合うことができただろうか?
前立腺の人もいるわけで…。

医療を目指して勉強するって大変なことだし、実際勉強している人はたいしたものだなと改めて思った。
実験台や観察素材として扱われるのが嫌だから大学病院が嫌いという人もいるが、私は別に構わない。私を診ることで医療スタッフの技術向上につながり医療の発展につながるなら、その方がいい。

見習いさんがついた時や後期についたのは昭和なハンサムのダンディな技師さんで、これまたちょっと恥ずかかった。この技師さんに限らず、放射線治療をするのは癌患者なので、気を使って接してくれる。

私なんて、実は午後から仕事でられちゃうかもしれないのに、休職しちゃって楽してるのに…

ダンディな技師さんに労ってもらえるとなんだか申し訳なかった。このダンディな技師さんが治療完了のご褒美について聞いてきた技師さんなのだが、休職中の開放感を満喫し、ランチざんまいしたオババにはもはやご褒美はなしだなと心の中で思っていた。

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あくまでイメージです。
ちなみに看護師さんたちは入院病棟、大学病院はおろか総合病院と比べてもゆる〜い感じだった。
予約時間より早く来ていて他に患者さんがいないとどんどん順番を前にしてくれた。