STEP.1本治法
そのほとんどが肝の変動です。
健側に適応側を取り肝虚証で本治法をします。
発症して時間が経過していなければ、生気が残存しているので、まれに患側が適応側になる場合があります。
本治法テスターで体表観察所見の変化を検証確認して最終的に適応側を決定します。
主たる変動経絡を整脉力豊かに補うと、患側の患部の流中にそった経絡に邪気実が浮いて来ます。
脉状に応じた手技手法で瀉法します。
STEP.2補助療法①
刺絡鍼法
患部の流注の末端から井穴刺絡をします。
胆経上なら足竅陰。
膀胱経上なら至陰。
胃経上なら第一厲兌か第二厲兌。
テーピングや包帯がなされていなければ局所から皮膚刺絡します。
ただし、どストライク局所の熱感腫脹部を避けて血絡を求めます。
熱感腫脹部に刺絡すると余計に腫れ痛みます。
水は上から下に流れ落ちます。
瘀血もまた同じです。
局所の下側に瘀血の池を作ります。
井穴刺絡のやり方
https://youtube.com/shorts/eCNch6cwvKk?si=P_XorGSUEBBchSLZ
https://youtube.com/shorts/4mH9OBKM5mI?si=MFi2IjkKKS9FRWVY
皮膚刺絡のやり方
https://youtu.be/HKXdlVUIIoo?si=LtILo8GfJsXxfABc
STEP.3補助療法②
宮脇奇経治療
患部の流注に応じた奇経を取ります。
胆経上なら陽維脉か帯脉。
膀胱経上なら陽蹻脉。
胃経上なら足陽明脉。
腎経上(の場合は骨折している場合があります。)なら陰蹻脉。
STEP.4補助療法③
子午治療
患部の流注と子午陰陽関係の経絡を取ります。
胆経上なら健側の心経。
膀胱経上なら健側の肺経。
胃経上なら健側の心包経。
腎経上(の場合は骨折している場合があります。)なら健側の大腸経。
必ず健側に取ります。
絡穴、郄穴、原穴に反応が出ることが多いです。
子午治療のやり方はYouTubeをご視聴ください。
https://youtu.be/gt13_us3i2o?si=2QjL0xkpaWjbkYlN
STEP.5補助療法④
古野式経絡骨盤調整療法
以下の記事をご覧ください。
https://hariqfantasista.amebaownd.com/posts/3670999
STEP.6標治法①
局所の鍼とお灸
取り巻き灸
腫れている所と正常な皮膚の境目に等間隔でお灸を2周ほど施灸します。
取り巻き補鍼
熱感腫脹部の皮膚から正常な皮膚の方向に斜めにやはり等間隔で補鍼をしていきます。
熱感腫脹部(実)から正常な皮膚(虚)へ流して散らしていくイメージです。
てい鍼の場合は直刺方向です。
取り巻き置鍼
熱感腫脹部の皮膚から正常な皮膚の方向に斜めにやはり等間隔で切皮置鍼をしていきます。
⚠️正常な皮膚から腫れている方向に向けて刺すと余計に腫れます。
局所の鍼灸治療はYouTubeをご視聴ください。
https://youtu.be/hLvtVYhMXwA?si=98G3yV2ZBhQYJ7hh
https://youtu.be/1JF0BP8D2KI?si=ikiyJqKgzWwBb_Jt
STEP.7その他
仙腸関節を整えます。
やり方はYouTubeをご視聴ください。
https://youtu.be/0f__YJ0e4rU?si=WvRa-vnQFOhwqTRL
https://youtu.be/d9mXRYZaqI4?si=JcxH4FIxnihVv6jQ
八卦皮内鍼法
やり方はYouTubeをご視聴ください。
https://youtu.be/muG_Us2V-1k?si=yNtPoxvVZbl879H-
https://youtu.be/nOvuzZmyUD8?si=HRsu7NwqcNNZdRm5
香取式パイオネックス
やり方はYouTubeをご視聴ください。
https://youtu.be/Nu1fZit2TDU?si=dza6Khqh5AxiCxeA
STEP.8セルフケア
奇経と子午のツボに金銀粒を貼って、ドライヤー灸を指導します。