入試当日までの

9月からのスケジュールで

やるべきことは

実践問題すなわち

実際の入試問題を

できる限り解いていくことです

これは志望校の過去問ではなく

志望校と同レベルの学校の

実際の入試問題などです

実際の入試問題は

本当によくできており

演習にはぴったりです


特に算数は

数をこなすことが

重要です

さまざまなパターンの

問題に慣れたほうが

解くスピードもあがり

本番にも強くなります

どこかで見たことがある

問題と初見では

やはり気持ちの上でも

違ってきます

難関校になると

初見に近いものばかりかも

しれませんが

算数や数学は特に

思考の組み合わせによって

答えを導くので

解法を多く知るほど

有利だと思います


早めに手をつけて

おきたいものに理科があります

特にグラフなどの

思考問題は苦手な子も多いはず

問題パターンに慣れておけば

臆せず解けるようになります

こちらも実践問題を解きながら

できなければ

基礎に戻ってを

入試本番まで繰り返します

特に暗記ものは

時間がたてば忘れてしまうので

最後まで繰り返して

覚え直す必要があります

できるだけ

理科は単元に限らず

カラー付きの画像を

見ながら視覚で

覚えると理解しやすいです


社会は苦手と得意が

特に顕著に現れます

三科目受験で社会を外す

方もおられますが

個人的には

社会をしっかりここで

やっておくと

中学になったときに

すごく楽になります

地理問題は実際の場所を

映像で確認しながら

覚えると記憶に残りやすいです

歴史は縦列で年代を覚えてから

横列で法律や出来事を覚えます

特に天皇や将軍

首相の名前を縦列で覚えてから

出来事と紐付けすると

年代がハッキリして

わかりやすいです

それができなければ

時代列で覚えるとよいでしょう

なぜ時代が変わるのかを

理解しながら覚えると

記憶に残りやすいです

やはり漫画などを利用して

視覚で覚えると

イメージがわき覚えやすいです


最後に国語です

国語の実践で

入試問題を解いて数をこなしても

なかなか点数がとれません

しかも一回解いてしまうと

内容を覚えてしまうので

二回目が使えません

なかなか実践問題をとくには

国語はやっかいなのです

そこはやはり

良問をピックアップして

解いていくのがよいでしょう

解きながら語句や漢字の

使い方を覚えます

語句がわからないと

意味がわからないので

文章の前後から

推測できたとしても

より詳しく理解するために

やはり語句が必要です

漢字と一緒に語句も覚えましょう


男の子は物語文が苦手です

時代が古い物語の場合は

場面がより想像しやすいように

解説のときに

時代背景も説明すると

よりわかりやすいと思います

戦争の時代では

人々の生活はこうで

こんなふうに考えて生きていたなど

その時代の生活や思想を

説明するとイメージが

湧きやすくなり

理解しやすくなります

そして問題を解いたら

必ず塾の先生に

添削してもらい見直しましょう

国語の成績は

読書量にも関係します

関係ないという方もいますが

文章を読む力は

読書量に比例すると思います

しかしさすがに

時間に限りがあるので

六年生は問題を解く方に

時間を使いましょう


どの科目にも必要なことですが

考えながら解くことを

習慣づけましょう

これは

全部読んでから

問題を解くのではなく

ある程度

問題の途中途中で

答えを推測しながら

あるいはまとめながら

問題を読んでいくことです

試験時間が

限られている限り

できるだけスピードアップ

して解く方法を

身に付けなければなりません

あと志望校の試験で

出ない単元は省く必要があります

国語の問題で「詩」などは

あまり試験に出すところは

少ないです

塾の先生と相談しながら

志望校対策を行なってください


時間の許す限り

量をこなすことに

チカラを使いましょう

ただ解けばいいのではなく

間違いは必ず

どうして間違ったのか

解き直して理解しましょう

5分あれば

5分でできることをする

時間は限られています

やった者だけが

合格します


過去問をするのは

もっと後でもいいと思います

あまり早くにやり始めると

後でやることが

なくなってしまいます

本番に近い形で

過去問は解いたほうがいいので

何回も繰り返して解くよりも

チカラ試し的に

解いたほうが効果が

あると思います

学校別特訓を受講していれば

過去問演習は必ずやるので

塾にまかせておいても

よいと思います

過去問をやる時期は

塾と相談してみてください

個人的には

それよりも基礎や実践を

しっかりこなし

チカラをつけたほうが

より合格に近づくような気がします


とにかく

やるしかないのです

ラストスパートです

子供の体調と相談しながら

少しずつ追い込みをかけましょう

六年生の後半になっても

まだ戦闘態勢に

入っていないようなら

それは敗北を意味します


なぜ勉強するのか

なぜ受験するのかを

今一度問い

本当にそれは必要なのか

なぜ必要なのかを

子供本人に必ず

理解させてください

幼さは許されません

そして戦う以上

傷つくことも覚悟しなくては

いけません

強い情熱をもって

受験にのぞんでください


何度も言いますが

自分が望んだ方に

道が続いています

そして生き方が正しければ

行き着く場所は同じです

せいっぱい努力できたか

ベストを尽くせたか

それが一番大切なのです

たとえ

挫折したとしても

学びがあります

やりきれたかどうかが

その後の道につながります

それくらいの気持ちで

のぞんでください、、


しかし現実には

必ず受かる安全校を

確保しておきたいです

そうすれば

チャレンジもしやすいですしね、、

相手は子供です

受験の怖さは

挫折を乗り越えられるかどうか

でもあります、、


娘の時は

城之内専願で一校のみの

受験だったので

受かってなかったら

どうなっていたのか、、

でも娘なら受かるだろうと

思っていたし

もしダメでもこの子なら

どこでもやっていけるとも

思っていました

どちらにしても

親がしっかりサポートすれば

乗り越えられると思います

こんなことを言うと

全部否定するように

なってしまいますが、、

中身がしっかりしていれば

どこの学校であろうと

たどり着く場所は同じです

学校や学歴フィルターに

騙されてはいけません

もっと先を見なくてはいけません

かさねがさね

自分のベストを

尽くすことに意義があるのです


チャレンジすることは

良いと思いますが

くれぐれも記念受験のような

明らかに望めない学校を

受けることは無意味です

子供が受かることを想定した

学校選びをしてください

親の欲望で受験してはいけません

冷静な判断をしてください


終わってみて思うのですが

親の目線から見ても

その子に合うだろうなと

思った学校に

結局のところは進学しています

当たり前のようですが

行きたいと思わなければ

受からないと思います

そして

学校と子供の相性がよいと

互いに引き寄せられる

気がします

うまく言えませんが

それが

ご縁があるということです


つづく


※実際に使った問題集です

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