フジワライブキ先生に施術してもらいながらインタビュー
その350
神は正直の頭に宿る
綿谷 あ、そこ、ちょっと痛いです・・・。
藤原 ここは、まぁ、急所ですから・・・痛いです。
綿谷 あ、そこ、急所なんだぁ・・・ん? なんで急所をもむんですか! ・・・痛ーい!
藤原 綿谷さんの顎関節症に効果があるかと思って・・・耐えられますか?
綿谷 ど、どうにかこうにか・・・いてててて・・・あ、失礼で高圧的な格闘家が患者さんで来られたときに、その急所を押せばいいんじゃないですか?
藤原 ははは。
綿谷 けど、高圧的な格闘家の人は「俺は格闘家だ! こんなものは痛くねぇ! なめんなよ、この野郎!!」って怒りますね・・・。
藤原 くくく・・・あの、綿谷さんの格闘家に対するイメージ、間違ってますよ・・・。
綿谷 えっ、そうですか?
藤原 格闘家の全員が全員、失礼ではないですし、高圧的でもないです・・・。
綿谷 まぁ、そうでしょうね・・・。
藤原 なので、綿谷さんの発言はただの偏見です。
綿谷 そうですか・・・。格闘家の方々に謹んでお詫び申し上げます・・・スイマセンでした・・・。・・・あ〜、そこは気持ちがいいですね。頭の後ろの、首の上辺り・・・。
藤原 強さ、大丈夫ですか?
綿谷 大丈夫です。んんん・・・。
藤原 今、自ら、頭を僕の指に押しつけてきましたね・・・。
綿谷 くくく・・・スイマセン・・・馴れ馴れしいですか?
藤原 ・・・今の行為は「馴れ馴れしい」というのかな? 言葉があっているのかどうかわかりませんが・・・。
綿谷 スイマセン・・・。
藤原 いや別に謝ることではないですが・・・。
綿谷 親しげでスイマセン・・・。
藤原 親しげ? 頭を指に押し込んでくるのは「親しげ」なのですかね?
綿谷 言葉が違いますかね・・・ずうずうしくってごめんなさい。
藤原 今のは「ずうずうしい」のかな? あと、いちいち謝る必要はないです・・・。
綿谷 あのー・・・そこが気持ちがいいんです。で「もっと押してほしいなぁー」という気持ちが態度に出てしまいました。
藤原 ふふふ・・・。
綿谷 謹んでお詫び申し上げます・・・。
藤原 いや、だから謝らなくていいですって・・・。
綿谷 あのー、最近、僕の顎関節症や肩こりがだいぶ良くなっている気がするんです。
藤原 うーむ・・・。
綿谷 って、このセリフいつも言ってますかね、僕・・・。
藤原 うーむ・・・でも、最近はもう他の整骨院には行ってないんですよね。
綿谷 行ってないです。藤原先生の施術だけです。なので、他の整骨院に行かなくても、そこそこ保つようにはなりました・・・あ、今、僕の胸が自然に伸びましたよね。今のいい感じでしたよね!
藤原 そうすね。
綿谷 僕は背中が丸まっちゃってて、どうしても姿勢が前かがみになっちゃうんですよね。
藤原 もっと、胸に開きが出てくるといいすね。
綿谷 最近だいぶ胸に開きが出てきて、姿勢も良くなったんじゃないかと思っていまして・・・。
藤原 うーむ・・・。
綿谷 マッサージをしていて「綿谷さんの肉体が改善されてきている!」っていう感じはしないですか?
藤原 うーむ・・・。
綿谷 ・・・もしかして、僕の症状ってそんなに良くはなっていないのですか?
藤原 うーむ・・・まぁまぁ・・・良くはなっているような・・・。
綿谷 ・・・藤原先生って、ウソつくのヘタですよね。
藤原 くくく・・・。
綿谷 もしかして僕ってぜんぜん良くなってないですか?
藤原 まー・・・そんな劇的に・・・変化したって感じは・・・・・ない。
綿谷 藤原先生は正直者ですよね・・・。
藤原 くくくくく・・・。
綿谷 ウソをつけない人ですよね・・・。
藤原 くくくくく・・・。
綿谷 そうかぁ、僕って、ぜんぜん、良くなってないのかぁ・・・。
藤原 最後は仰向けで!
綿谷 あ、藤原先生、この話題を切り上げようとしてますね・・・。
つづく・・・